イラク: 平均寿命が58歳に
2011年07月20日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■イラク: 平均寿命が58歳に
2011 年 07 月 20 日『サバーフ・ジャディード』
【バグダード:アリー・ズバイディー】
保健省は、イラク人の平均寿命が58歳に達したと発表した。また同省の統計で、25~65歳の40%が高血圧を患い、10%が糖尿病を病んでいることが明らかとなったと強調した。
同省のアーディル・ムフシン監察総監は、「当省は、イラクの人々が慢性的な病気にかかることを未然に防ぐための長期的な戦略の第一歩となる措置を定めた。イラク人の平均寿命が58歳に達した一方で、ヨーロッパ人男性の平均寿命は77歳、女性は82歳に達している。つまり、平均寿命に大きな差があり、その原因となっているのは、高血圧や糖尿病、喘息などの慢性的な病気である。これらの病気は麻痺や脳出血、神経性炎症、糖尿病患者が罹る壊疽など健康上の大きな問題となり、死を早める」、「この計画によってそれらの病気を早期にコントロールすることが可能となり、合併症の予防に貢献するだろう」と述べた。それと同時に、「麻薬成分を含む薬剤を取引している薬剤師に対して、薬局の閉鎖や訴追を含む法的措置を取るために、このような薬剤師について情報を持っている市民は監察総監事務所に連絡してほしい」と訴えた。
一方で、同省のムハンマド・ジャブル・フワイル公衆衛生局副局長は、「当省の統計で、25~65歳の40%が高血圧、10%以上が糖尿病を患っていることが判明した。さらに、57%が倦怠感を訴え、67%が肥満、37%が高コレステロールや高体脂肪率に苛まれている他、22%が喫煙している」と述べ、「実際これらの数字が低くないことから、健康に対する意識の向上を図り、同問題に関連する諸省庁や諸機関がそれぞれの役割を継続的に担う必要がある」と指摘した。
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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:23373 )