今年のメッカ巡礼への応募数はトルコからのものが一番多かった。
サウジアラビア巡礼・小巡礼国家委員会のサアド・ジェミル・アル・クレシ委員長からの発表によれば、今年は96万3,868人のトルコ人が聖地訪問に応募した。同国の新聞でクレシ氏は、そのうちの32万9,313人がサウジアラビア訪問は初申請であったと明らかにした。世界的にも今年の小巡礼(巡礼月以外に行われるメッカ巡礼)のためのサウジアラビア訪問者は前年比130%増となった。しかし、国内騒乱の影響により、イェメンやシリアからの訪問者は減少し、チュニジアやリビアに至っては、今年、小巡礼参加者はいなかった。
クレシ氏は、メッカおよびメディナのホテルが、月間で140万人もの来訪者を迎える準備があることについても言及した。小巡礼のためにサウジアラビアを訪れる人々の最終出国期限は9月13日である。アル・クレシ氏は巡礼者の中でヴィザの期限が切れている人がどの程度いるのかを確認することは出来ないとしながらも、小巡礼の協力会社や旅行代理店の事前対処により、以前に比べてヴィザ失効者の数は大分減少したと語った。
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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:23385 )