イラク:石油保護を委任されたイラク警察、最新の設備と人員増強を要求
2011年07月25日付 al-Hayat 紙
■石油保護を委任されたイラク警察、最新の設備と人員増強を要求
2011年07月25日『アル=ハヤート』
【バスラ:アフマド・ワヒード】
イラク南部の油田保護を委任されているイラク警察の長官が、必要な設備を保持していないために、かろうじて油田の保護が出来ている状態だと発表した。
ムーサー・アブドゥルハサン警察長官は本紙に対して「イラクはなんとか生命線である石油インフラを保護できてはいるが、近いうちに人員と最先端のセキュリティ設備が手に入らなければ、油田保護に失敗する可能性がある」と語った。
さらに長官は、次のように語った「南部油田における海外資本の石油会社の活動拡大は、警察の治安維持能力を超えている。最近、投資企業が参入してきたことで、職務の範囲が広がり、油田の数も増えており、人員と設備の拡充が必要だ」「石油警察はサーモカメラや爆発物検査装置が、油田や施設、そしてイラク国内で七千キロメートルにも伸びているパイプラインの周辺に必要である」「パイプラインや輸出施設保護のためのヘリコプター、調査用の飛行機も必要だ」。
「石油関連施設の保護を任された部隊の現在の数で、現状ではなんとか制御できているが、将来的には石油地帯はもっと広がり、新たな油田が現れるだろう」「石油インフラが直面する危機は、米軍の撤退を今年末に控えて、単独での保安任務引き受けに備えているイラクにとっての挑戦である」「我々の仕事の範囲をカバーするために人員を増やしたい。我々には人材教育や訓練も必要だし、最新の設備も必要である。我々は今あるもので対応しているが、それでは期待にこたえられない」。
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( 翻訳者:木村嵩 )
( 記事ID:23410 )