サウジの対テロ新法、合法的な反政府政治活動にも罰則
2011年07月23日付 Al-Ahram 紙
■サウジの対テロ新法、合法的な反政府政治活動にも罰則
2011年07月23日『アル=アハラーム』
【各国の首都:通信各社】
アムネスティ・インターナショナルは、現在サウジアラビア政府が準備している新法案は、合法的な反政府政治活動に対しても罰則を加えようとするものだと発表し、この法案は、法的弁護を頼る道を狭め、死刑の適用を拡大するとも述べた。
アムネスティはこの法案について、テロの名にかこつけたサウジ国内における表現の自由への危険な脅しであり、この法が採用されれば、どんなに平和的な反政府の動きであってもテロとみなされる可能性があり、それは重大な人権侵害であることを意味すると述べた。
BBCによれば、極秘扱いのこの法案では、国王や皇太子の品位に疑念を抱かせる行為は犯罪とみなされ、犯人は10年以上の禁錮刑に処される。また、裁判なしに個人を1年間拘束したり、容疑者を独房に120日間勾留することが当局に認められる。
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( 翻訳者:風間満 )
( 記事ID:23417 )