■UNIFILのフランス人3名がサイダ付近での爆破により負傷
2011年7月27日 『アル=ハヤート』
【ベイルート:本紙、AFP】
注目すべき治安情勢の進展として、南レバノンで活動する国際部隊(UNIFIL)所属にフランスのパトロール隊が攻撃された。これは、5月27日にイタリアのパトロール隊が攻撃された以来のUNIFILへの攻撃である。
爆発は、南方から進んできた兵員輸送車3両からなるフランスのパトロール隊を狙っていた。爆発は、26日の午後5時30分過ぎにサイダ市の南側の出口の、ジスル・シーニークのガスタンクセンター付近で起きた。この爆発は、路肩に埋められた爆弾によるもので、最後尾の車両を損傷させ、フランス兵3名が負傷した。負傷者の一人は顔面に負傷したが危険な状態ではなく、サイダのガッサーン・ハンムード病院に移送された。残り2名の負傷者は現場で赤十字とUNIFILの救急要員から手当てを受けた。
治安筋は、爆弾はリモートコントロールによってパトロール隊が爆弾設置場所を通過する際に爆発し、車列のうち最後の一台が通過する際に爆発したと述べた。
現場にはレバノン軍と治安機関が出動し、現場を封鎖した。また、UNIFILのパトロール隊も現場に到着し、事件の捜査を開始した。
レバノン政府のナジーブ・ミーカーティー首相は攻撃の状況について報告を受け、レバノン駐在のフランス大使であるドゥーニー・ビーートゥーン氏に電話をかけて「犯罪的攻撃」を非難した。ミーカーティー首相は、マルワーン・シリビル内相とシャキーブ・クルトバーウィー法相に対し、今般の攻撃の背後関係を明らかにするための緊急捜査を始めるよう求めた。
(後略)
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( 翻訳者:高岡豊 )
( 記事ID:23441 )