エルドアン首相はアゼルバイジャン訪問をした際、アルメニアのサルキシャン大統領に対し、「サルキシャン大統領は謝罪すべきだ」と述べた。エルドアン首相は、アゼルバイジャン・アルメニア間のナゴルノ・カラバフ問題に関し、アルメニアが占領していると同国を批判した。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、アゼルバイジャン訪問でアルメニアを厳しい言葉で批判し、トルコのアルメニア問題解決にブレーキをかけた。エルドアン首相とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は約2時間に及ぶ個人会談の後、集団会談へと移動した。アリエフ大統領は集団会談の前にエルドアン首相に向かって「我が国へようこそ」と述べた。
■首相へ選挙への祝辞
エルドアン首相へ6月12日の総選挙での成功を祝したアリエフ大統領は、「先月行われた総選挙での成功に心からお祝い申し上げます。選挙後に我が国を訪問されたことは、両国の関係が大いに良好であることを示しています」と語った。
会談では時事問題についても取り上げたと述べたアリエフ大統領は、両国ともこれらの問題に共通の考えを持っていると説明した。
エルドアン首相もアリエフ大統領に歓待に対する感謝の意を述べ、6月12日の総選挙後、従来通り最初の国外訪問を北キプロス共和国で実現した後、2ヶ国目としてアゼルバイジャンを選んだことに言及した。
エルドアン首相は、「個人会談にて両国の関係について話し合った。軍事、貿易、経済、社会文化の分野で意見を交わした。また地域的な問題を検討することができた。この先どのような一歩を踏み出すことができるかを話し合う機会を持つこともできた。高度戦略評議会はとても重要だ。最初の会議を開催する日を興奮と共に待っている」と語った。
■アルメニアはナゴルノ・カラバフを占領している
非公開のまま続けられた会談の後に行われた記者会見で、エルドアン首相はアゼルバイジャンとアルメニアの間のナゴルノ・カラバフ問題に言及し、アルメニアを厳しい言葉で批判した。エルドアン首相はアルメニアがナゴルノ・カラバフを占領していると述べ、アルメニアのサルキシャン大統領も国家要人に相応しくない発言をし、それに対し謝罪する必要があると主張した。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:23448 )