参謀総長の職を辞したウシュク・コシャネル大将は辞任のメッセージを述べた。
参謀総長を辞職したウシュク・コシャネル大将は、「カラネット」と呼ばれる内部通信システムを通してこの決定に至った理由を軍の仲間に伝えた。
コシャネル参謀総長は辞任のメッセージの中で、辞任の理由を明確にし、以下のように語っている。
「(軍関係者の)取り調べと長期拘束の目的は、トルコ国軍(TSK)を継続的に話題にし、世論においてTSKが犯罪組織であるという印象を造り上げるということであり、これをチャンスとばかりに利用する偏向メディアが、あらゆる誤った情報、誹謗中傷でもって我らが気高き国民に、その国民のための軍にたいして反対する行動をとらせるようにしむけていることは明らかである。この状況を止めることができず、そして政府筋からなされる企てに対し注意を喚起しても聞き流されてしまうということは、参謀総長としてわが配下の軍人らの権利と法を守るという責任を果たせないということであり、任をまかされていたこの気高き地位に、これ以上とどまることはできなくなった」
コシャネル参謀総長はメッセージで、「退役および現役の軍人らの非常に多くが、具体的な証拠に基づかない理由で、取り調べられ、逮捕、起訴されていることを、TSKに関わるすべての人々が悲しみ、不安、そして憤慨しながら注視していることは確かである」と強調した。
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:23472 )