イスラエル;EU、カランディヤでのパレスチナ人銃殺に関する調査を呼びかけ
2011年08月03日付 al-Hayat 紙


■EU、カランディヤでのパレスチナ人2名銃殺の調査を呼びかけ

2011年8月3日水曜日『アル=ハヤート』

【ガザ:ブリュッセル:AFP】

EUはイスラエルに、一昨日(1日)のヨルダン川西岸地区にあるカランディヤ難民キャンプでイスラエル兵士らが二人のパレスチナ人青年を銃殺したことについて、調査を行うよう呼びかけた。

キャサリン・アシュトンEU上級代表の報道官は 「EUは二人の青年殺人に関して悲しみと不安を感じています。」と述べ、さらにイスラエル当局に自制と事件に関する入念な調査を呼びかけた。

また複数のパレスチナ筋は、イスラエル軍が一人の青年を逮捕するためにヨルダン川西岸地区にあるエルサレムに近いカランディヤ難民キャンプに侵入した後同キャンプで2人のパレスチナ人がイスラエル兵に銃殺され、また3人が負傷したことを明らかにしていた。

さらに、月曜日(1日)火曜日(2日)にかけての夜にはイスラエルの軍用機がガザ地区を空襲したが、これによる負傷者は出なかった。目撃者は、この襲撃はガザ地区南部とラファに近いエジプト間の国境の下を通るトンネルを狙ったものだ述べた。

同様に、目撃書によるとガザ地区で出所不明の爆発音が2回起きた。

イスラエル軍は声明で、軍用機はガザ地区南部の密輸者が使用するトンネルを攻撃したと述べた。声明は続けて、この攻撃は一人の女性にけがを追わせたイスラエル南部へのロケット攻撃に対する反撃であると述べた。

月曜(1日)夜、ガザ地区から発射されたロケット弾が南イスラエルに着弾、女性1名が軽傷を負った。以上が、先にイスラエル軍の報道官が発表したことである。

日曜日(7月31日)にはロケット弾2発がパレスチナの国境と接するイスラエル南部に着弾した。
イスラエル軍によると日曜日と月曜日にロケット弾が着弾したことにより、7月1日以降にガザ地区からイスラエルに向けて発射されたロケット弾の数は27発となった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:渡辺亜実 )
( 記事ID:23535 )