湾岸諸国と欧州、原子力利用における安全確保のため協力
2011年08月08日付 al-Hayat 紙
■ GCCとEUが原子力利用にあたっての放射能対策で協力
2011年8月8日『アル=ハヤート』
【リヤド:本紙】
湾岸協力会議(GCC)諸国の原子力平和利用のための詳細な調査を委任された委員会は今日(8日)、リヤドのGCC事務局本部で第18回目の会議を開き、加盟各国の代表が出席した。
会議では委員会作成の覚書に関わる諸課題について協議が行われ、戦略的研究の成果と閣僚会議への勧告、原子力平和利用開発に向けたGCC加盟国の協力関係を強化するうえでの戦略的な研究、国際原子力機関(IAEA)との技術協力プロジェクト、原子力の安全性に関するEUとの技術面における協力、さらには放射能漏れが起きた時にとるべき対処法や放射能対策などについて話し合われた。
GCC諸国は2006年12月に原子力エネルギー開発計画の起ち上げを決定し、各国民の技能訓練のため、原子力利用に関する共同調査プロジェクト立ち上げで合意している。このとき原子力利用の有効性に関する初期調査のフォローアップ委員会は、IAEA専門家の代表団を迎えて2007年5月、リヤドで第1回会議を行った。その際、IAEA側はこの問題について調査を行うことに合意している。
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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:23581 )