トルコ人観光客は明日がこないかのように散財するーギリシャ紙
2011年08月08日付 Radikal 紙
ギリシャのメディアに、夏の間エーゲ海の島々を訪れる多くのトルコ人観光客が「まるで明日が来ないかのように」大金を使っているという記事が載った。
ギリシャで報道された新聞記事には、豪華なクルーザーや、帆船、空気式ボートなど様々な乗り物でギリシャの島々へ来るトルコ人観光客の多くは、最高級のレストランで食事をし、提供されるサービスに満足した際には多くのチップを置いていくと書かれた。
週刊プロト・セマ新聞は、「トルコ人のエーゲ海旅行支出」という見出しの記事で「トルコ人観光客が、最近ドデカネス諸島(12の島)でおこなっている出費は島の(経済の)全体的なものとなっている」とし、ギリシャの島々を訪れるトルコ人が大金を使っていると報じた。
「トルコ人観光客は食事の際、値段を気にせずに最高級の魚を選び、ギリシャワインやビールを飲む、またサービスに満足した際には100ユーロに近い大額のチップを置いていく」と記すプロト・セマ紙は、「島々に訪れる中級層のトルコ人観光客の様子は、ギリシャで経済危機が起こる前の『市場開放時代』にまるで明日が来ないかのように大金を使っていたギリシャ人に似ている」という記事を載せた。
レロス島で発行されているプノイ新聞の社主ニコス・イグナティディス氏は、プロト・セマ紙に対して行なったコメントで「トルコ人は一般にシミ島、レロス島、マラティ島、アルコオイ島などを好み、このあたりにある多くの店や職場のほとんど全てがトルコ人が使った金で経営を続けられている」と話した。
コス島ホテル協会長ミナス・ハジュミハイル氏も今年ドデカネス諸島への観光客の流れは予想以上であり、コス島にあるホテルのほとんどが100%満室で、コス島からボドゥルムへ毎日3000人近い観光客が行っている」と話した。
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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:23583 )