ヨルダンのイスラーム主義者、シリアでの「国家テロ」を改めて非難
2011年08月09日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ヨルダンのイスラーム主義者がシリアでの「国家テロ」を改めて非難
2011年08月09日『クドゥス・アラビー』
【アンマン:UPI】
ヨルダンのイスラーム主義者らは火曜日[9日]、シリアでの「国家テロ」や残忍な弾圧を改めて非難した。
ヨルダンのムスリム同胞団の政治部門であるイスラーム行動戦線党は、報道声明の中で、シリアの治安部隊が自由と尊厳を求める国民に対して行っている「国家テロ」を非難し、「これらの犯罪行為の全責任は体制側にある」と指摘した。
声明は、「このような犯罪行為のために、人間の尊厳やラマダーン月の神聖さが損なわれている」と述べつつ、「ハマーやヒムス、ダイル・アッ=ザウルは襲われ、イドリブやダルアー、ダマスカス郊外、その他の市町村は弾圧に晒され、国民は水や食糧、電気のような最も基本的な生活の要素を剥奪されているが、これらは人道に反する犯罪である」と主張した。
また声明は、人権団体やアラブ諸国の政府系組織に対して同様の非難を行うよう呼び掛けた。
シリアの反体制派人権団体は、今年3月中旬にバッシャール・アル=アサド政権に対する抗議活動が勃発してから1600人以上の死者と数千人の負傷者が出ていると語っている。
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( 翻訳者:神田春奈 )
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