イスタンブルで8月15日から、アンカラでは9月1日から公共交通機関の値上げが行なわれる。
交通調整センター(UKOME)によって行なわれた書面による発表で、人件費や燃料費、インフレ率に比例する原料・予備部品の投入コストの上昇を鑑み、公共交通機関の料金体系の改正が行われる必要があることを明らかにされた。
同発表ではメトロバスの値上げについて、(一定時間内のメトロバスからの他の交通機関への乗り換えには適用されるが他の交通機関からメトロバスへの乗り換えには適用されないという)現在の乗り換え割引システムと、乗り換えの際使用されているチケットの種類による移動中の2時間の乗り換え時間は継続されるとされた。また、チケットの統一よってトルコ共和国国営鉄道(TCDD)を除く交通システムにおいて紙の切符とジェトンの使用が10月29日までに終了されることが記された。
同発表では8月15日月曜日に導入される新たな料金体系によって前払いの正規料金は1.75TL、学生料金1TL、1回乗り換え可能なチケットは3TLとされたことが記され、段階運賃制が導入されたメトロバスでも利用者は3駅までは正規料金1.45TL、学生料金0.85TL、3駅以降は正規料金2.10TL、学生料金1TLを支払うことになるという。
発表によると、新たな料金体系は以下の通り。
・アクビル/電子カード
正規料金:1.75TL
学生料金:1TL
その他(教員・シニア):1.20TL
・メトロバス
正規料金:3駅まで1.45TL、3駅以降2.10TL
学生料金:3駅まで0.85TL、3駅以降1TL
その他(教員・シニア):3駅まで1TL、3駅以降1.20TL
乗り換え1回チケット:3TL
(中略)
・İDOボスタンジュ・カバタシュ間、ボスタンジュ・バクルキョイ間
正規料金:4.75TL
学生料金:3.15TL
その他(教員・シニア):3.45TL
ジェトン:7TL
(中略)
■首都でも9月1日運用開始
首都アンカラでも公共交通機関の運賃改正が行われた。2011年9月1日から適用される新たな料金体系によると、EGOバス、メトロ、アンカライで現在1.65TLである1回乗車カードは1.75TLに、1.25TLの学生用1回乗車カードは1.30TLになる。
アンカラ広域市情報センターによって行われた発表で、交通調整センター(UKOME)が今日(14日)会合を行い、首都の各交通に関する様々な点が議論され結論が出されたことが明らかにされた。
「会合の決定に従って2011年9月1日に適用が開始される新たな料金体系によりEGOバス、メトロ、アンカライで現在1.65TLである1回乗車カードは1.75TLに、1.25TLである学生用1回乗車カードは1.30TLになることが決定された。新たな料金体系では、エセンボア空港・アンカラ間の3回乗車正規料金は4.95TLから5.25TLに引き上げられる一方、民営バスの正規料金は2.10TL、学生割引料金は1.30TL、ミニバスの近距離は2.10TL、長距離は2.40TLと定められた。
UKOMEによって行われた改正ではさらに、5回・10回・20回乗車カードの正規料金において適用される乗り換え時間はこれまで同様75分で、現在55クルシュの乗り換え料金が58クルシュに引き上げられた。割引料金を利用する学生には75分以内の乗り換え料金はこれまで同様課されない。」
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:23629 )