アーマネさん、キサース刑を容赦した理由について語る:本紙記者とのインタビューで
2011年08月01日付 Jam-e Jam 紙

 復讐に燃えた元求婚者に対する失明刑の執行をアーマネさんが容赦したことを受け、本紙記者は彼女とのインタビューに臨んだ。

〔‥‥〕

あなたは刑の執行を7年間待ち続け、最後の瞬間に彼を赦しました。なぜキサース刑を容赦したのですか?

 7年間、私は酸ふりかけ行為には厳罰が待っているということを、すべての人たちに証明しようと全力を尽くしてきました。〔キサース刑を執行する〕最高の機会を手に入れた今日、私は彼を赦しました。それは、もっと大切なことをするためです。実際、赦しという行為には、復讐にはない悦びが存在するのです。

つまり、〔マジードを赦すよう〕求める両親や親族、友人の声など、その他の要因は今回の赦しに影響を与えなかったということですか?

 オルディーベヘシュト月24日〔西暦5月14日〕、関係者らはマジードへの刑執行の延期を発表しました。なぜ刑の執行が停止されたのか、その理由は私にもいまだによく分かりませんが、その時、この刑の執行は世界中を大いに騒がせ、この刑が結局どうなるのか、皆が固唾を飲んで見守るようになりました。私は、世界での自分の国のイメージを悪化させたくはありませんでした。私たちが偉大な国民であることを、皆に知ってほしいと思ったのです。〔‥‥〕

今、どんなお気持ちですか?

 私たち全員が爽快な気分です。全てが私にとって、特別な色、特別な香りを帯びています。この赦しによって、マジードと彼の家族に恥をかかせることができて、嬉しいです。人々も私が赦したことを喜んでくれたと思います。ただ私としては、酸によって他人の人生を破壊するようなことのないよう成長してほしいと、、私たち人類に願うだけです。

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:23640 )