トルコ初の探索衛星、ロシアから打ち上げへ
2011年08月16日付 Milliyet 紙


トルコは明日、歴史的な日を迎え、初の探索衛星RASATを打ち上げる。

政府計画機構(DPT)の資金援助を受け、トルコ宇宙技術研究機構(TÜBİTAK UZAY)によりトルコ国内で計画・製作されたトルコ初の国産地上観測衛星であり、トルコで今日まで生産された人工衛星の中で最大規模のRASATが、明日宇宙へ打ち上げられるとヤースヌイ宇宙基地が発表した。TÜBİTAKの関係者からの情報によると、RASATは2011年6月15日にロシア連邦のカザフスタンとの国境にあるヤースヌイ宇宙基地へ輸送され、ここでのテストを終えて明日宇宙へ打ち上げられる。RASATプロジェクトは、製作からテスト段階の完了にいたるまでトルコ人エンジニアと技術者らの手によって進められ、国外からの協力や指導を一切受けることなくアンカラのトルコ宇宙技術研究機構で実現した。

RASATの飛行コンピュータ、飛行プログラム、高速通信システム、画像圧縮システムのような緊急時の基礎システムもトルコで企画、製作された。

解像度7.5mのパンクロマティックカメラと解像度15mのマルチスペクトルカメラを搭載する、重さ約100キログラムのRASATの機体が軌道に乗れば、トルコで計画、開発された人工衛星システムが宇宙で試され、成功を収めることで、宇宙飛行の歴史に名を残すことになるだろう。

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( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:23665 )