シリア:国連安保理での会合前夜もラタキア市での作戦は続く
2011年08月18日付 al-Hayat 紙
ダイル・アッ=ザウル市
■国連安保理での会合前夜もラタキア市での作戦は続く
2011年8月18日『アル=ハヤート』
【ニューヨーク:ラーギダ・ディルガーム、ダマスカス、モスクワ、ベルリン、ロンドン:本紙、AFP、ロイター】
国連安保理がシリア情勢審議のために今日召集することを決定した会合を間近に控え、シリア政府は、バッシャール・アル=アサド政権打倒を求めるデモ参加者に対する軍事作戦の収束させつつあるとの印象を与えようと躍起である。同会合ではダマスカスに対する強硬措置がとられるものと思われるが、現地では、弾圧が続いており、昨日も複数の都市でさらなる犠牲者が出て、数百人が逮捕された。
バッシャール・アル=アサド大統領は昨日、支配政党バアス党中央委員会メンバーとの会合で、「シリアの改革は、シリア人の満足感や鼓動から発しており、外国の圧力に応えるかたちで生じるものではない。シリアは今後も強く抵抗し続けるだろうし、過去も、そして未来もその尊厳と主権を放棄しない」と述べた。中央委員会メンバーとの会合はアル=アサド大統領の支配への国民の蜂起が始まって以来初めてである。
(後略)
(シリア情勢に関しては
シリア・アラブの春(シリア革命2011)顛末記を参照ください。)
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( 翻訳者:青山弘之 )
( 記事ID:23675 )