ドラマ「華麗なる世紀」新シーズンの戦争シーンの撮影がオスマン帝国の首都であったエディルネで開始された。ロマの若者が馬に乗って演じる撮影のために、日当25リラで200名のエキストラを募集している。

オスマン帝国のスルタン・スレイマン1世の時代を描いた民放ドラマ、「華麗なる世紀」の新シーズンの撮影がエディルネで始まった。エディルネの昔の宮殿があったサライチ、メリチ川、トゥンジャ川の周辺、市街地に属すハビルレル村で開始された撮影で、ロマの若者らは馬に跨り、イェニチェリを演 じた。

エディルネでの戦争シーンのための制作会社は、エディルネ県庁に、サライチ、ハビルレル村、旧モスクとベヤジット2世複合施設使用の許可を申請した。しかしエディルネ県知事のギョクハン・ソゼル氏は、村とサライチでの撮影だけ許可し、他の歴史地区での撮影には許可を出さなかった。

朝方の時間帯に、かつてエディルネ宮殿があったサライチとハビルレル村で戦争シーンの撮影が開始された。ドラマ撮影陣は数か所のホテルに分かれて滞在す るとされていたが、ドラマの主演俳優で、スルタン・スレイマン1世を演じるハリチ・エルゲンチ氏は、自身の出演シーンに合わせてイスタンブルから訪れ、撮 影が終わるとすぐに戻ることが明かされた。パルガル・イブラヒム・パシャを演じるオカン・ヤラブク氏が参加する15日間継続する戦争シーンでは、エディルネに住むロマの若者らも役を演じる。特に騎兵を演じるロマらを含む200人のエキストラが募集されており、地元の学生から選ばれ、日当25リラ（食事付き)が与えられる。

■エディルネはオスマン帝国の二番目の首都

ブルサの後にオスマン帝国の二番目の首都となったエディルネは、1361年にムラド1世によってビザンツ帝国からオスマン帝国の領土となった。オスマン帝国の第二の首都エディルネは、イスタンブルの征服までの90年間、帝国の都であった。

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（ 翻訳者:永井ひとみ ）
（ 記事ID:23686 )