エジプト治安担当者「シナイ半島の破壊行為の背後に外国勢力」
2011年08月19日付 al-Hayat 紙

■エジプト:シナイの破壊行為の背後に外国勢力

2011年8月19日『アル=ハヤート』

【シナイ(エジプト):本紙】

エジプトの高位治安責任者は、ここ数ヶ月間にシナイ半島で起こった破壊行為について、名指しはしなかったものの、ある「外国勢力」の犯行であるとの見方を示した。

北シナイ県治安局長であるサーリフ・アル=ミスリー少将は、現在の治安作戦の一環として行われた家宅捜索での逮捕者たちには、アリーシュでの攻撃や、それに先立って行われた警察署と警察本部への攻撃や天然ガス輸出施設の爆破について確実な容疑がかけられていると発表した。また、治安上の理由で指名手配されている容疑者のうち、複数のパレスチナ人を含む20人を逮捕したと述べた。逮捕された20人は現在取り調べに応じている。

「逮捕された者たちの何人かはジハード主義の組織に属しており、残りの何人かはジハードとは無関係であるが、特定の犯罪を犯した…いくつかの証拠が彼らがアリーシュの事件に関与したことを示している。彼らはエジプト全土の様々な県の出身者で、刑務所から釈放された者たちだ」「彼らの全般的な目的は、自分たちの政体を形成し、国家と国家機関、統治者や社会全体にイスラームの正道から外れているとの烙印を押すことにある。…彼らは自身を国家の範囲外の独立した存在とみなし、社会の行く末をコントロールし、影響力と覇権を拡大しようとしている」とアル=ミスリー少将は語った。

さらにアル=ミスリー少将は、爆弾と武器の倉庫でもその一部が押収された、アリーシュ警察本部への武装攻撃の間に揚げられた黒旗について、「黒い旗は、ビン・ラーディン殺害への弔いを意味する」と述べた。

手配犯がシナイ半島中部の山岳地帯、特にハラール山に逃亡する可能性について問われたアル=ミスリー少将は、逃亡の可能性を否定せず、その場合には軍と協調して彼らを捕えるために新たな作戦を実施するための措置が取られることになろうと答えた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:23689 )