北イラク国境付近のクルド人、BDPの越境攻撃反対運動に応じず
2011年08月26日付 Yeni Safak 紙
分離主義組織の指示でイラク国境に人を集めようとした平和民主党(BDP)だったが、地域の人々からの反応を得られず、テロ組織は分裂の恐れに見舞われた。
テロ組織の命令でTSK(トルコ国軍)の北イラクにおける軍事行動を止めさせるため、(イラクとの)国境付近に人を集めようとしたBDPは、落胆した。暴力にうんざりし、それを追求する政治に反発を示していた北イラク国境付近の人々が、招集に応じなかったためだ。BDPは、越境攻撃を止めさせる目的でPKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のウェブサイトが発した指示を実行するため、先週行動を起こした。ウェブサイトで招集をかけたPKKは、北イラクで行われ、大きな損害を与えている越境攻撃を止めさせるため、爆撃を受けているPKKキャンプのある地域にトルコから多くの人々を集めようとし、先週の金曜(19日)、自身に近いウェブサイトを通して「北イラクに向かいなさい」と発した。しかしこの指示を受け取ったBDPの努力は報われなかった。地域住民はPKKの招集を注意深く受け止め、それに応じることはなかった。組織の招集を受けて行動に移されたBDPの試みは、地域の人々の良識のおかげで無効になった。
■意図されたショーは市民によって阻止された
(BDPの)試みが充分なかたちで実を結ばなかったことを受け、20人ほどの女性は白いスカーフを身につけ、平和のメッセージを訴えながら、チュクルヂャ郡で殉職した兵たちが襲撃にあった場所へ行った後、国境に向かうため出発した。しかしこのショーはBDP支持者や地域の人々が望まなかったため、結局行われなかった。既にテロと暴力にうんざりしている地域住民によるこのような態度は、PKKとその市民団体であるBDPに分裂への恐れを生み出した。
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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:23763 )