シャルル・アズナヴールと仏アルメニア・ロビーに亀裂
2011年09月08日付 Radikal 紙
フランスのアルメニア・ロビーは、日曜日のテレビ番組で、「大虐殺という言葉を聞くと気分が悪くなる」と述べた有名歌手、シャルル・アズナヴールに反感を示している。
アルメニア人はフランスのアルメニア人協会のインターネットサイトに、有名歌手シャルル・アズナヴールについての賛否両論を寄せた。アズナヴールは、「フランス2(F2)」チャンネルの「Vivement Dimanche(日曜日が待ち遠しい)」というテレビ番組に出演し、「大虐殺という言葉を聞くと気分が悪くなる。トルコ・アルメニア間の国交正常化のため、そしてトルコ側が対談を望めるよう、(虐殺以外の)別の表現を考えるべきだ」と話した。この有名歌手は、「私はトルコを訪問することを夢見ている。トルコの人々は聞くところとは全く異なり、非常に良い人々だ。トルコは天気も素晴らしく、食べ物もおいしい」と話した。アルメニア人たちはこの有名歌手へ反感を示し、アズナヴールを「罪状の否認」「(アルメニア)問題への裏切り」だと非難した。アズナヴールは、テレビ番組で観客に振り向き、「ここにトルコ人はいるか、いるなら責任をとってもらおうか」と発言した司会者に対し、「トルコの方々は良い人たちだ。もしここにいるのなら、彼らだって歓迎されるべきだ」と述べ、不快さを露わにした。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:23883 )