掃除夫の男性、億万長者の女性と「複婚」:二人の妻が路上で殴り合いの喧嘩
2011年09月06日付 Jam-e Jam 紙

 億万長者の女性との婚姻契約を結ぶ席に臨んだ時から、掃除夫の男性の大いなる悩みが始まった。

 イラン国営放送のニュースチャンネルが伝えたところによれば、先日テヘラン北部の通りで二人の女性が言い争いをしているとの通報が、警察110番緊急センターに寄せられた。これを受け、警察官は争いの現場に向かい、二人の女性を逮捕、本件の捜査のために彼女たちの身柄をシェミーラーナート検察第五課に移送した。

 取り調べで明らかになったのは、互いに争っていた二人の女性は、ともに一人の掃除夫の男性の妻であるということだった。

 掃除夫の男性の第一夫人はニークセファト予審判事に対し、次のように述べた。

夫は清掃の仕事のために、日常的に各家庭を訪問していました。彼はこのようにして、私たちの生活費を稼いでおりました。

 あるとき夫は、さる億万長者の女性から結婚を申し込まれたと言い、私に〔複婚の〕同意を求めてきました。彼はその億万長者の女性と、短い間だけ一時婚し、お金と家を手に入れたら彼女とは別れると言っていました。私もまた生活状態のことを鑑みるに、承諾せざるをえませんでした。夫はこの億万長者の女性が、彼女の持つ家の一つを夫の名義にすることを申し出ている、と言っていました。

 この女性はまた、次のように付け加えた。

最初は私も承諾し、嬉しく思ってもいました。私たちの生活が改善されると思ったからです。しかし、夫が彼女と普通婚し、一緒に住んでいることが分かったとき、私はほかの女の存在が我慢できなくなりました。

 彼女は続けてこう説明した。

私は夫を失ってしまいました。彼はほとんど家に帰らず、どんな約束も守ってくれませんでした。とうとう私も、「二号」が住む豪奢な家へ行き、彼女に夫から手を引くよう求めました。そして路上での争いへと発展し、互いに殴り合いのケンカになったのです。

 若い男性も、予審判事に次のように述べた。

少し前、仕事でお金持ちの女性の家へ行きました。この女性は一人暮らしで、大変な財産家でした。数日ののち、彼女は私に求婚してきました。彼女は、自分は家をいくつか持っていて、収入もよく、「もし私と結婚してくれたら、家の一つをあなたの名義にしてあげる」と言ってきたのです。

 男性は続けた。

この女性は私より10歳も年上でしたが、彼女の魅惑的な申し入れは、このことを妻に相談し彼女にこの申し入れについて決断するよう頼むには、十分な動機となりました。妻もまた結婚の申し入れを承諾し、必ずその家を私たちの名義にするよう言いました。しかし、億万長者の女性は、「家を自分の名義にしたいのなら、結婚の形態は〔契約によって期間が決まっている一時婚ではなく、期間が無制限の〕普通婚にしてちょうだい」と要求してきました。私は妻に〔このことについて〕何も言いませんでしたが、彼女は事情を知るや否や、私に連絡してきて文句を言い始めたのです。私は彼女を落ち着かせようとしましたが、無駄骨に終わりました。妻は怒って2番目の妻の家に押しかけ、互いに争いになったのです。


 掃除夫の男性は、「私もまた板挟みにあっているのです。私は第一の妻のことを愛していますし、お金と彼女の幸せのためだけに2度目の結婚をしたのです」と述べた。

 この男性の証言の後、二人の女性は名誉毀損と暴力行為の罪で互いを告発した。この件については、現在審理中である。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:松村すみれ )
( 記事ID:23892 )