ICPOがカッザーフィー大佐の国際逮捕手配書を発行
2011年09月10日付 al-Hayat 紙

■ ICPOがカッザーフィーの国際逮捕手配書を発行

2011年9月10日『アル=ハヤート』

【トリポリ:AFP】

国際刑事警察機構(ICPO)は金曜日(9日)、リビアの前指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーに対する「赤手配書」を発行した。これにより、カッザーフィーの逮捕が国際的に要請されたことになる。

ICPOは「赤手配書」で世界各国にカッザーフィー大佐と息子のサイフルイスラーム、義弟のアブドゥッラー・アッ=サヌースィーの逮捕を要請した。国際刑事裁判所(ICC)はこの3人について逮捕状を発行している。

リヨン(フランス中東部)に本部を置くICPOのロナルド・ノーブル事務総長は、今回の手配書について「3人の国境通過の可能性を大幅に縮減し、彼らの居場所の特定と逮捕を手助けする重要な手段となるだろう」と語った。

ノーブル事務総長は、ムアンマル・アル=カッザーフィーは「リビアから逃亡し、ICCは重大な容疑によりカッザーフィーの逮捕と訴追を望んでいる」と付け加えた。ICCのルイス・モレノ=オカンポ検察官は木曜日(8日)、「人道に対する罪、すなわち殺人および迫害の罪」を犯した容疑でカッザーフィーらリビア体制幹部3人に対する「赤手配書」を発行するようICPOに要請していた。

リビアは陸上の国境を西のチュニジアおよびアルジェリア、南のニジェールおよびチャド、東のエジプトおよびスーダンと接している。

カッザーフィーの側近数人が亡命したニジェールは、カッザーフィーがニジェール国内にいることを否定した。一方チャドは、国内にフランス軍が広く展開しているため、カッザーフィーは同国の国境通過を「避けるだろう」との見方を示した。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:23906 )