トルコのエルドアン首相、革命後初のエジプト公式訪問へ
2011年09月12日付 al-Hayat 紙

■エルドアン首相は12日からカイロを訪れ、アラブ閣僚を前に演説を行う

2011年9月12日『アル=ハヤート』

【カイロ:ムハンマド・アッ=シャーズリー】

トルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は今日(12日)から2日間、チュニジアとリビアを含むアラブ訪問の一環として、エジプトを公式訪問する。1月25日革命後、初の公式訪問となる。

エジプト高官らとの協議に加えて、明日火曜日(13日)にエルドアン首相はアラブ連盟の外相級会合で演説を行う。また同じく外相級会合に参加予定のマフムード・アッバース大統領とも会見を行う可能性がある。この会合では、パレスチナ国家の国際的承認を目指すパレスチナの努力への支援について検討される。訪問計画によると、エルドアン首相はムハンマド・フサイン・タンタウィー軍最高評議会議長およびイサーム・シャラフ首相とそれぞれ会談する。その後、2国間の戦略的最高評議会の設立声明への署名が行われ、直ちに同評議会の初会合がカイロで開かれる。同様に、両国の実業家を集めた会合も開かれる。

アブドゥッラフマーン・サラーフッディーン在アンカラ・エジプト大使の声明によれば、今回の訪問は15億ドルにのぼるトルコの対エジプト投資の倍増を目的としている。またエルドアン首相は、ローコストの若者向け住居100万戸の建設事業や、カイロでのトルコ銀行の設立を提案する予定だ。さらに、高速鉄道建設での協力の可能性も検討する。

同大使によると、エルドアン首相は全ての政治関係者や、会見を希望する大統領選立候補者とも会談を行う予定である。

トルコのアブドゥッラー・ギュル大統領は先の3月にエジプトを訪れ、同様にトルコのアフメット・ダウトオール外相も4月と7月にカイロへの訪問を実施した。一方、エジプトのムハンマド・カーミル・ウマル外相は先の8月10・11両日にトルコを訪問した。ヒュセイン・アヴニ・ボトゥサル駐カイロ・トルコ大使は、エルドアン首相の訪問は「2国間の関係を、エジプト・トルコ両国の経済成長を強化するための戦略的パートナーシップに転換するための、強力な基礎と新たな段階を意味するだろう」と強調した。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:23926 )