インターネット上の偽薬物販売組織が摘発:利用客はフィットネスクラブ
2011年09月10日付 Jam-e Jam 紙
インターネット上にサイトを立ち上げて筋肉増強剤や偽薬を販売していた組織のメンバー6名が、ホラーサーン・ラザヴィー州刑事警察のサイバー警察(FTA)の捜査員たちによって逮捕された。
ジャーメ・ジャム紙によれば、数日前にインターネットサイトを立ち上げて筋肉増強剤や精力増強剤の販売を行っている者たちがいるとの通報が市民から寄せられ、ホラーサーン・ラザヴィー州刑事警察のFTA捜査員たちの捜査対象となった。
この事件に関する捜査の結果、このサイトは薬の購入希望者を登録した上で、薬の代金を3つの銀行口座から引き出していたことが明らかとなった。後の捜査で、捜査員らは銀行に問い合わせることで口座主の身元を特定し、司法と連携して口座を閉鎖した。
その後、違法偽薬物の密売サイトも閉鎖された。捜査はさらに続けられ、ついに捜査員らはこの件で男5名、女1名を特定・逮捕した。
■ 薬物密売人の自白
容疑者の一人は警察に、次のように述べた。「私は違法薬物の密売買に以前から携わっていました。少し前に友人から、私たちのビジネスを拡大してみないか提案されました。そこで私たちはインターネットサイトを立ち上げ、男2人と女1人を雇って、筋肉増強剤や精力増強剤といった違法薬物の密売を始めました」。
彼はまた「フィットネスクラブやその他の人々とインターネット上で連絡を取りあい、薬の代金が私たちの口座に振り込まれると、私たちは薬をバイク便を使ってマシュハド市各地に配達していました」と付け加えた。
彼はこの組織による大がかりな活動の実態について触れ、「購入希望者の増加に伴って、薬物の密売・配達をほかの都市にも広げることを決めていましたが、御用となってしまいました」と述べた。
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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:23947 )