サウジアラビア、パレスチナ自治政府に2億米ドルの支援
2011年09月21日付 al-Hayat 紙

2011年9月21日『アル=ハヤート』

【リヤド:本紙】

パレスチナ自治政府のサラーム・ファイヤード首相は昨晩[20日]、サウジアラビアがパレスチナ自治政府に対し2億ドルを送金すると公式に伝えたという声明を発表した。声明によると、ファイヤード首相はニューヨークでの支援国会合からの帰国途中に、サウジアラビアのイブラヒーム・アル=アッサーフ財務大臣から電話連絡を受けた。その際に、同国のアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王が2億米ドルをパレスチナ自治政府に送金するよう指示を出したと伝えられたという。

ファイヤード首相は、「サウジアラビア国王のこの寛大なお心遣いに対する自治政府の心からの謝意」を表明し、「この心遣いは我が人民とその公正な大義を常に支持してきたサウジアラビアの立場をいっそう示すもの」と述べた。

サウジアラビアのこの決定は、パレスチナ自治政府が財政危機に苦しみ、さらに同自治政府指導部が国連に向かう直前においてもこの問題に直面していることを受けて下されたとされる。

さらに、サウジアラビア国王は、コレラの蔓延に直面するカメルーンを支援するために救援機を派遣した。同機には、コレラの治療薬8トンが積まれているという。同機は昨晩ヤーワンディー空港に到着し、駐カメルーン・サウジアラビア大使のマフムード・ビン・フサイン・キターン氏とカメルーン政府の複数の高官によって迎えられた。

キターン大使は、カメルーンのアンドレ・ママ・フォウダ保健相に同機の積荷を引き渡した。同保健相は、サウジアラビア政府に対し、高貴で人道主義的な立場に関して謝意を表明した。一方キターン大使は、支援が「カメルーン政府がこうした薬を必要とした時に行われたもの」と強調しつつ、サウジアラビアは同胞国や友好国に対し継続的に支援を提供すると述べた。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24030 )