平和民主党(BDP)、市民標的のPKKテロを批判
2011年09月22日付 Milliyet 紙

平和民主党(BDP)は、アンカラとスィイルトで市民が命を失った爆破武装テロを非難した。

平和民主党のセラハッティン・デミルタシュ党首とギュルタン・クシャナック副党首は共同声明を出し、次のように述べた。
「生きる権利に対するこのテロを激しく非難する。両事件を起こし、起こさせた者は一刻も早く明らかにされなければならない。いかなる疑問の余地も残さない形で、健全な調査が行われなければならないし、すべての情報が世間と共有されなければならない。」


デミルタシュ党首とクシャナック副党首は、アンカラで3名の命が失われた爆破テロと、スィイルトで4名の女性が亡くなったバズーカ砲によるテロに関して声明書を出した。その中で以下のように述べている。

「アンカラのクムルラル通りで起こった爆発で3名が命を失い、34名が負傷した。また、スィイルトで行われたテロの結果、4名の女性が命を失い、2名が重傷を負った。まず、両事件で命を失った市民の方々にアッラーのお慈悲を、悲しみに暮れるご家族にお悔やみを、けがをされた方々に一刻も早い回復を願う。命を失われた方々のご家族と愛する方々の痛みを共有する。」

■「激しく非難する」

事件を激しく非難するとしたデミルタシュ党首とクシャナック副党首は、その声明で犯人が一刻も早く明らかになることを望み、以下のように続けた。

「生きる権利に対するこのテロを激しく非難する。両事件を起こし、起こさせた者は一刻も早く明らかにされなければならない。いかなる疑問の余地も残さない形で、健全な調査が行われなければならないし、すべての情報が世間と共有されなければならない。」

■「ふまじめな発表」

つづけて声明書は、アンカラで起こったテロの後に政府や国の要人が行った発表を批判し、以下のように述べた。

「しかし残念ながら、先日アンカラで起こった爆発後に政府と国家諸機関がとった態度、行った矛盾に満ちた不真面目な声明は、政府がこのように能力や意思を有していないことを示している。イドリス・ナーイム・シャーヒン内務大臣の矛盾した発表、事件で命を失った市民のために使われた不適切な言葉(注)は世間を驚かせた。我々は平和民主党として、すべての市民と悲しみを共有している。この種の事件が起こらないことと、わが国に平和と民主が支配する日をめざし、恐れずに戦っていくことを明らかにする。」

【訳者注】以下の関連記事にあるように、シャーヒン内相が遺体を「3こ adet」と数え批判をうけたことを指している。

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爆発と、その後のシャーヒン内相の会見についての記事
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( 翻訳者:藤井彩香 )
( 記事ID:24048 )