ヘイベリアダ号とビュユクアダ号の進水式にあたって、アブドゥッラー・ギュル大統領は重要な演説を行った。
ギュル大統領は産業、科学、技術の分野で非常に先進的な国々においてモーターは有力な防衛産業であるとし、「平和を望み、法と権利を守る意志があるのなら、戦争への備えもまた必要なのです」と述べた。
国産自動車、飛行機ときて今度は国産軍艦の生産が話題となっている。アブドゥッラー・ギュル大統領は、以前は国外に依存して購入していた軍艦を、今日国内の技術者や専門家、労働者らとともに生産することに誇りを持っていると述べた。
プレヴェザの海戦から473周年、海軍の日の記念として、その設計と製造に国の技術の粋を結集して完成させたヘイベリアダ号と、ビュユクアダ号の進水式で行われた演説の中で、ギュル大統領は平和と調和を強調した。
「平和を望むのなら、繁栄を望むのなら、法と権利を守る意志があるのなら、戦争にも備えていなければなりません。戦争はもっとも避けるべき、最悪のシナリオです。戦争をしたいとは誰も思いません。しかし、不戦と戦争の回避、平和の構築と和平への道を開くためにも戦争に備えることがまた必要なのです」と述べた。
ヘイベリアダ号とビュユクアダ号の製造には50社近い民間企業が携わった。
ギュル大統領は産業、科学、技術の分野で非常に先進的な国々においてモーターは有力な防衛産業であるとした。
この式典でレジェプ・タイイプ・エルドアン首相も「トルコは世界において軍艦を設計、製造できる10カ国のうちに入ったのです」と述べた。首相は、トルコ国旗が海においても大洋においても平和のシンボルであり続けるだろうと語り、「我が国の経済が着実に目標に向かい進展するとき、外交においてトルコがあらゆる方面において平和の旗手となるとき、防衛産業においても、今日、歴史的な出発の一歩を踏み出すことになります」と続けた。また首相は南キプロスギリシャ政府が東地中海で一方的に着手した石油や天然ガスの探査活動に関しても見解を述べた。南キプロスに対し直ちに必要な措置を取ったことを述べ、「今後国益が何を要求しようともそれを毅然と実行し続ける。平和の可能性を最後まで検討し、しかし我が国の法も最後まで遵守する」と述べた。
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( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:24105 )