インターネット人気動画はコマーシャル―一番人気はジェム・ユルマズ
2011年09月28日付 Radikal 紙
インターネット上にアップされた動画のうち3本に1本がコマーシャルフィルムであり、トルコのネットユーザー達はバイラルCM(訳註:口コミによる商品の市場拡大を狙って、ネット配信されるCM)に大きな関心を寄せている。
動画投稿サイトのizlesene.comに投稿されたものを手始めに、おこなった統計によると、バイラムCM動画はソーシャルメディア上において、ほかのメディアに比較して7倍も多く共有されていると分かった。したがってこれらの動画は、大きな影響力をつくりだし、あっという間に高い視聴回数に達する。トルコ国民はバイラルCMに馴れており、普通の内容の動画よりもより多く見ていることも、この報告によって明らかになった。これらの中で最も人気があるものはファイバーインターネットの広告で、ジェム・ユルマズが出演しているチュルク・テレコムのCMである。このCMはわずか20日で118万3千回再生され、新記録を打ち立てた。
バイラルCMではないが、インターネット上で多く視聴される動画の一つで、コメディ的要素を持つ「二人の子供のアパッチダンスバトル」は半年で122万3840回再生されているが、ジェム・ユルマズのチュルク・テレコムのCMはたった20日間でそれに匹敵するような視聴回数に達した。短い間に65万人の人が見たラッフルズとバーガーキングのバイラルCMがそれまで持っていた記録に、半年で追いついてしまった。別の例を挙げると、アタ・デミレルのアヴェアのバイラルCMで、これは48万5千回視聴された。さらにここ半年で人気のある動画の一つで、65万4403回再生されたラッフルズの「クレイジーホームパーティ」という題のバイラル動画は、それまでの最高再生回数を塗り替えていた。
バイラルCMのカテゴリーに含まれる別の動画も高視聴回数を達成した。アテナが出ているコカコーラのCMは36万6千回再生され、シェネル・シェンが演じ、「ミュミュキュンリュ・カサバス」を舞台にしたTTNETのCMも、32万回の視聴回数に達した。その他の結果からも、インターネット上の動画の32パーセントがバイラルCMであり、残りは音楽、ミュージックビデオ、おもしろ動画であることがわかり、関心の高さを示している。
ノクタグループの広告責任者の一人であるムアンメル・オクムシュ氏が語っているように、宣伝やマーケティングコミュニケーションにおいて、バイラルという言葉は、製品やサービスさらにはメッセージを利用者に間接的に伝えるという意味と、可能な限り多くの大衆に口コミで広めていくという意味がある。インターネット通信網上ではこの新しい宣伝とマーケティング方法が(インターネット)利用の増加に伴ってテレビCMの代替となりつつあるが、こうしたインターネット通信網上では、バイラル動画はコミュニケーションのための最も有効で即効性のある手段とみなされている。
ムアンメル・オクムシュ氏は、印象的な例として、「ガランティ銀行住宅ローン」のバイラルCM動画について言及した。この動画はインターネットサイトのizlesene.comで52万3543回視聴され、ソーシャルコミュニケーションサイトのフェイスブックでは7万5883人分の「お気に入り」を獲得した。
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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:24112 )