去る7月の総選挙の前に平和民主党(BDP)の候補の被選挙権が無効とされことに抗議して行われてデモで1人の若者が死亡して以来、BDPは大統領府からの招待を拒否してきた。しかし、昨日、BDPは局面を打開する一歩を踏み出した。
10月1日に始まるトルコ大国民議会で宣誓をし議会に参加する決定をしたBDPのセラハッティン・デミルタシュ党首とギュルテン・クシャナク副党首は、昨日ギュル大統領と会見した。デミルタシュ党首は、約45分間の会談ののち声明を発表し、「親愛なる大統領は、我々の議会への参加決定をうれしく思うとおっしゃった。我々は困難な政治的プロセスに加わるのだと言う点を、強調した。その点では、大統領閣下と意見を一にした」と述べた。
デミルタシュ党首は、議会での宣誓の件に関し、「宣誓をするとか、しないとかの議論はもうない。すでに発表したように宣誓を行い、議会での作業に加わる」とのべた。デミルタシュ党首は、ここ数日急増しているテロ事件についても大統領と話したかどうかという質問に対しては言葉を濁し、「大統領が望まれるなら、どうお考えかを(大統領側が)発表されるだろう」と述べた。今日(30日)は、ジェミル・チチェキ国会議長がBDP党本部を訪問することが予定されており、デミルタシュ党首は議長との会談ののち、共和人民党ケマル・クルチダルオール党首を訪問する、と述べた。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:24124 )