ルーホッラー・ダーダーシー氏の遺族の赦しを得るための司法関係者らの努力も実を結ばず

【事件部：マアスーメ・マレキー】「イランで最も強い男」ルーホッラー・ダーダーシー氏殺害の罪に問われていた犯人が昨日明朝、事件現場で数千人の人々の前で絞首刑に処された。

　ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、この犯罪の主犯はアリーレザーという名の17歳の青年で、今年のティール月25日（7月16日）の夜、友人2人と〔韓国KIA社製の大衆車である〕プライド車に乗っていたとき、キャラジ東部のプーネ通りにある「ゴルシャフル」から45メートルの地点で、「鉄人」ルーホッラー・ダーダーシー氏と彼の同乗者の乗る車に接触し、取っ組み合いのけんかとなった。

　この事件で実行犯であるアリーレザーがナイフで3度ルーホッラー・ダーダーシー氏を刺し、友人たちと共に逃亡した。事件後、ダーダーシー氏はマダニー病院への搬送中、刺し傷が深かったことが原因で死亡した。

　事件発生を受けて、警察当局は犯人逮捕に奔走し、逃げた容疑者たちを事件発生から30時間後に逮捕した。

　〔‥‥〕「イランで最も強い男」を殺害した犯人はアルボルズ州の刑事裁判第一法廷でモルダード月15日（8月6日）に裁判にかけられ、公衆の面前でのキサース刑（同害報復刑）が言い渡されていた。

　〔‥‥〕判決の執行時期が確定したことで、死刑囚はシャフリーヴァル月29日〔9月20日〕に独房に隔離され、昨日明朝、土埃の舞う事件現場近くで、絞首刑に処された。



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（ 翻訳者:松村すみれ ）
（ 記事ID:24141 )