レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、国連総会のために滞在していたニューヨークで、国連ビルのちょうど向かいにある11階建てのチュルクエヴィを取り壊し、32階建ての新しいチュルクエヴィ超高層ビルを建設するため、指示を出したことが明らかとなった。
■隣のビルは500万ドル
国連ビルのちょうど向かいの、市街の一等地にあるチュルクエヴィに隣接する6階建てのビルも、エルドアンのニューヨーク訪問の少し前に500万ドルで購入されている。両方のビルの間にあるトルコ共和国が所有する駐車場を含め、32階建ての超高層ビルが建設される予定である。
■建設は2年で終わる予定だ
エルドアン首相のニューヨーク滞在中に外交官らは、隣の6階建てのビルは購入済みで、希望するならすぐにビルを取り壊して新しいチュルクエヴィの建設を始められると述べ、新しく買ったビルのテナントの引っ越しと企画が完成したら、建設は2年で完成するであろうと語った。エルドアン首相はというと、(このビルは)トルコにふさわしい、誇るべき記念的建造物となりうるとし、素晴らしいプロジェクトとなるのを望んでおり、新しいチュルクエヴィの建物が、トルコの安全保障理事会の2015年の立候補までに完成させるよう指示したことが明らかとなった。
■ファオクスマンの提案
トルコのニューヨーク総領事館と国連代表部が入る11階建てのチュルクエヴィのために、昨年ADL代表アブラハム・フォクスマン氏は、トルコ総領事館に手紙を送り、チュルクエヴィのためにトルコが100万ドルさらに支払えば、この古いビルのすぐ隣にあり、昨年建設を始めた30階建てのビルを譲渡できるという提案の手紙を送った。しかし、この提案に特にアフメト・ダゥトオール外相が興味を示すことはなかった。
■トルコ商工会議所連合とギュル外相(2005年当時)がチュルクエヴィのための協定を結んだ
ニューヨークのチュルクエヴィの建物を新築することを、2005年当時の外相アブドゥッラー・ギュルが提案した。ギュル外相(当時)は、この問題についてトルコ商工会議所連合が支持してくれるよう望んだ。これを受けて、当時のトルコ商工会議所副会頭で現在の経済相ザフェル・チャーラヤン氏が、外務省とこれについて協定を結んだ。しかし、この問題で重要な進展はなかった。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:24151 )