国民教育省(MEB)が、機会拡大・技術推進運動(FATİH)計画の一環として、タブレットPC約1600万台を購入することとなり、メーカーは期待を膨らませている。
国産の携帯電話メーカー、ゼネラルモバイル(GM)もタブレットPCの開発を急ぎ、トルコ人エンジニアの30%が携わって製品化を成し遂げた。GMのムザッフェル・ギョルジュ社長はFATİH計画に注力している述べ、「MEBは、タブレットPC数百万台とスマートボード数十万台を購入する予定である。この分野で品質・コンテンツで積極的に打ち出るために、開発チームが産みだした第1号機をテスト用にMEB側に送る予定である」と語った。
同社長によると、現在日産500台で製造を行っており、「現在トルコではディスプレイ、フレーム、チップの生産は行われていない。デザイン、ソフト、アプリケーションをベースに、(製品の)30%は国産で対応した。初回生産では3Gを搭載していないが、年末にかけて4G搭載の製品を出せるだろう。タブレットPCの名称はE-Tab、電池2本で連続動画再生時間は6時間、価格は付加価値税込899トルコリラ(約3万8千円)からで11月に発売予定。また、付属品の生産も開始している」と述べた。同社長は、現在トルコではあらゆる通信機器・システムは輸入に頼っており、1994年-2010年末までの携帯電話使用台数は1億3600万台であるが、全て輸入に頼った結果、280億米ドルの対外債務を抱えていると述べた。一方、携帯電話に対する二重課税が原因で、国内市場より輸出重視へ向かっているとし、タブレットに関する課税についてはまだ話し合いが行われていないと同社長は述べた。
タブレットPCの初動出荷台数は1000台。主な特徴は下記の通り:
プラットフォーム:Android Gingerbread
ディスプレイ :8.9インチ
メモリ/外部メモリ: 512MB/microSDメモリカード(最大32GBまで)
質量 :550g (厚さ10.8mm)
通信 :Bluetooth、Wi-Fi
マルチメディア :MP3、MPEG4、WAV、J-PEG
カメラ :130万画素(フロントカメラ)
その他 :3次元センサー、ヘッドホン端子(3.5mm)
※仕様詳細は下記URLをご参照ください。
http://generalmobile.com/tr-tr/p/e-tab/12?lang=tr-tr
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:24214 )