【ジャーメ・ジャム・オンライン(2011年10月12日9時42分)】
今朝、いわゆる「恐怖(ヴァフシャト)の園」事件で死刑判決を受けた死刑囚4名に対する刑が、〔事件の起きたエスファハーン州〕ホメイニーシャフルの市民ならびに地元当局者らが見守る中、シーヴァー広場で執行された。
ジャーメ・ジャム・オンラインの取材によると、「天国(ベヘシュト)公園」で発生したホメイニーシャフル事件の犯人4名に対する刑が〔本日早朝に〕執行されることが発表されたことを受け、本日未明より、市民らは刑執行現場に集まり、市民感情を大いに傷つけた〔事件の犯人たちへの〕判決が執行されるのを、今か今かと心待ちにしていた。
午前5時10分、死刑囚4名が執行現場に移送された。検察代表は死刑囚に対する起訴状を読み上げ、彼らの罪状に触れた上で、事件の捜査手順について、居合わせた人々に説明した。
続けて、死刑囚らは一人ずつ刑執行現場に連れて行かれ、「神は偉大なり」の叫びが人々から上がるなか、絞首台に吊された。
2万人以上のホメイニーシャフル市民が、今回の刑執行を間近で目撃し、口々に「神は偉大なり」を叫んだ。また市民は、特別かつ緊急に本件の捜査が行われたことに関し、司法権ならびに治安維持軍に謝意を表明しつつ、その他の被告らへの厳正なる処罰を〔司法に〕求めた。
また一部市民は、有罪が確定しながら、ホルダード月3日〔5月24日〕以来いまだにホメイニーシャフル県からの逃亡を続けている容疑者4名を〔速やかに〕逮捕するよう、〔司法ならびに警察に〕求めた。
4名の死刑囚の遺体は5時45分、法医学の代表が現場で検視を行い、死亡を確認した上で、法医学庁に搬送された。
ホメイニーシャフル事件の捜査は、今年ホルダード月3日に始まった。ならず者14名が、ホメイニーシャフル県の郊外にある某庭園で家族パーティーが賑やかに開かれていたことに気づき、現場に乱入、女性や娘たちを略取した上で、彼女たちを別所に連れて行き、そこで性的暴行に及んだことが判明したためだった。
この事件がホメイニーシャフルの金曜礼拝導師の口から公表されるや、ただちに司法権長官のアーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーの命令で、〔エスファハーン〕州の刑事情報警察の特別捜査チームによる〔犯人たちの〕大規模捜索が開始され、容疑者のうち10名が逮捕された。なかには国外に逃亡するすんでの所で逮捕された者もいた。
容疑者らの逮捕と自白を受け、本件は特別な形で、刑事裁判所にて審理が行われ、有罪判決を受けた4名=アッバース(23歳)、ラジャブ(通称「黒のラジャブ」、23歳)、アミール・マンスール(20歳)、及びアスガル(20歳)に対し、犯罪に直接荷担したことを理由に、公開処刑の判決が言い渡された。また暴力によって人身を略取した罪で、それぞれに対し禁錮28年と鞭打ち74回も言い渡された。
この判決が国の最高裁で支持されたことを受け、本件は判決執行部に移され、死刑囚らは本日朝、処刑された。
エスファハーン州のハビービー検事長は、今回の判決執行に関し、記者団を前に「司法権は力強く、また毅然とした態度で、市民の貞操を脅かす強姦魔らの取り締まりに取り組んでいる。犯罪者らが市民の権利を侵害するのを許すことはない」と述べている。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:24225 )