検察、ザナ氏らクルド系政治家を「テロ組織支援」で告発
2011年10月12日付 Hurriyet 紙


ディヤルバクル選出無所属国会議員レイラ・ザナ氏と、ヴァン選出無所属国会議員アイセル・トゥールク氏、そして平和民主党(BDP)所属 のディヤルバクル選出国会議員ヌルセル・アイドアン氏は、6月12日の選挙前に行った演説で「テロ組織のプロパガンダを行った」という容疑で、最高の者は72年、最低の者も33年を求刑され、起訴された。

ヌルセル・アイドアン国会議員、レイラ・ザナ国会議員、アイセル・トゥールク国会議員は、選挙前の集会でPKKテロ組織のプロパガンダを行ったこと、組織のために犯罪を犯したこと、さらに無許可のデモに参加したという容疑でそれぞれ起訴された。

レイラ・ザナ議員、アイセル・トゥールク議員、ヌルセル・アイドアン議員についてディヤルバクル共和国検察が作成した起訴状は、特別権限第7重罪裁判所に受理された。

起訴状でディヤルバクル選出無所属国会議員であるレイラ・ザナ氏は、他に5つの罪状があることが明らかになった。起訴状によるとザナ氏が死亡したテロリストの葬儀に参加し、選挙活動を行ったビスミル郡とハズロ郡の村での演説で「テロ組織のプロパガンダを行った」とされ、さらにディヤルバクル駅広場で行われていた集会演説に問題があったとされている。

■ザナ議員に45年の求刑

起訴状でレイラ・ザナ議員は4回にわたり「テロ組織のプロパガンダを行い」、2回は「第2911号集会及びデモ行進に関する法に違反し」、2回は「テロ組織メンバーではないが一緒に組織犯罪を犯した」として、計45年の求刑がなされた。

■アイドアン議員へは72年

BDP所属のディヤルバクル選出国会議員のヌルセル・アイドアン議員の起訴状では、アイドアンが2011年5月13~14日にウルデレでの衝突で死亡した12人のテロリストのためにディヤルバクルで不法な行進に参加し、組織メンバーへ弔意を表し、さらにトゥンジェリ県プリュム郡で死亡した7人のメンバー のうち4人の葬儀へ参列したとされる。

起訴状によると、アイドアン議員はメソポタミア遺族者の集い(MEYADER)が、1982年に刑務所で焼身自殺した4人及びウルデレで12人が死亡した作戦行動に抗議するために組織した2011年5月18日のデモ行進へ参加したとされる。さらにアイドアン議員は2011年4月20日にカフラマンマラシュ県バザルジュク郡での衝突で死亡したメンバーの葬儀へ参列した容疑がかかっている。

アイドアン議員は、4回にわたり「テロ組織のプロパガンダを行ったこと」、4回「第2911号の集会及びデモ行進に関する法へ違反したこと」、そして4回「組織メンバーではないにもかかわらず一緒に組織犯罪を犯したこと」で計72年が求刑された。

起訴状で無所属のヴァン選出国会議員であるアイセル・トゥールク氏は、ハタイ県のハッサ郡での2011年4月6日の衝突で死亡したメンバーのためにエルガーニーで行われた葬儀に参列したとされている。2011年5月5日での集会、同年5月8日のディヤルバクル駅広場での「世界女性の日」の催しで行った演説、同年9 月11日に一部報道機関で掲載された声明で犯罪を犯したとされ、またトゥールク議員がテロ組織PKKメンバーの4人のディヤルバクルでの葬儀に参列したとされた。

■トゥールク議員へは33年

アイセル・トゥールク議員も、4回「テロ組織のプロパガンダを行ったこと」、1回「第2911号の集会及びデモ行進に関する法へ違反したこと」、そして1回「組織メンバーではないものの一緒に組織犯罪を犯した」として、33年が求刑された。

レイラ・ザナ議員、アイセル・トゥールク議員、ヌルセル・アイドアン議員の公判は、今後数日のうちにディヤルバクル第7重罪裁判所で始まる。

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:24229 )