シリア:タンムー氏の暗殺によりカーミシュリーで政権に怒りの波が高まる
2011年10月15日付 al-Hayat 紙

タンムー氏の暗殺によりアル=カーミシュリーで政権に怒りの波が高まる

2011年10月15日『アル=ハヤート』

【ベイルート:ロイター】

クルド人反体制派のミシュアル・タンムー氏の暗殺から1週間後の昨日[14日]、シリアのアル=カーミシュリーの町で2万名以上の人々がデモ行進を行った。デモ隊は政権とバッシャール・アル=アサド大統領に反対するスローガンを掲げた。これはアル=カーミシュリーで最大のデモ行進だった。アル=カーミシュリーでは、シリア人の抵抗運動が始まって以来の過去数週間、静寂を特徴とする抗議が行われてきた。しかしタンムー氏の暗殺以来、アル=カーミシュリーでの抗議行動はより先鋭的になった。

先の土曜日[8日]の昼、数万名がタンムー氏の葬儀の行進に参加した。治安部隊がデモ隊に発砲し、行進の間に少なくとも2名が死亡した。

タンムー氏は暗殺の3週間前、ロイター通信に次のように語っていた。銃を所持した3人の男が乗った車が、自分にぶつかろうとしてきた。タンムー氏はこれをシリア政権が行った暗殺の試みで、武装した者はアラブ地域課クルド地域から来た体制派の「シャッビーハ」の者であることは言うまでもない、と説明した。

昨日[14日]のデモ行進について、目撃者の一人によると、3列の少年少女らがデモ隊の先頭で行進していた。彼等はタンムー氏の写真と政権に反対するスローガンを書いたプラカードを掲げていた。写真の上には弔いの印として黒い旗を吊るした。また、デモ隊の参加者の一人は、人民の抗議の波はタンムー氏の暗殺以来、怒りの最高潮に達したと語った。彼はアル=カーミシュリー出身の大学卒業生である。また、「この状況は、政権が崩壊するまで変わらないだろう。」と付け加えた。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24247 )