アブドゥッラー・ギュル大統領は、ヴァン軍警察治安部隊司令部とハッキャーリに駐屯する国境部隊を慰問した。ギュル大統領は兵士達の献身を賞賛し、様々な贈り物を与え、彼らの任務成功を願った。ギュル大統領はハッキャーリ山特殊旅団司令部で一晩過ごした。ギュル大統領は、この地域の兵士達を激励する目的で実施された慰問に関する情報や写真そして映像を、大統領府のウェブサイトに掲載した。ギュル大統領は今日もチュクルジャとシュルナクへ向かった。
ギュル大統領の慰問に、参謀総長ネジュデット・オゼル大将、陸軍総司令官ハユリ・クヴルクオール大将、軍警察総司令官ベキル・カルヨンジュ大将、第二軍司令官セルヴェト・ヨリュク大将が随行した。
まず、ヴァン軍警察治安部隊司令部を慰問したギュル大統領は、この地方の治安問題に関する詳細な情況説明を受けた。カト山地方で先週実施された軍事作戦に関する情報を受け取ったギュル大統領は、成功した軍事作戦に加わった指揮官や兵士達を褒め称えた。ここから離れる前、兵士達の献身を賞賛したギュル大統領は、軍人達にさまざまな贈り物を贈った。
■ コブラ(戦闘ヘリコプター)を伴ってユクセッコヴァ郡入り
ギュル大統領は、ヴァンでの慰問を終えた後、戦闘ヘリコプターであるコブラの編隊護衛を受けハッキャーリ県ユクセッコヴァ郡に移った。ギュル大統領は、飛行中にヴァン軍警察治安部隊司令官ユルドゥルム・ギュベンチ中将から、この地域の地理的構造についての説明を受けた。ギュル大統領を、二番目の慰問地ユクセッコヴァ郡第三戦術師団司令部で迎えた者達の中に、前第一副司令のメティン・オズベック准将の姿もみられた。
ここでも進められている軍事活動に関する説明を受けたギュル大統領は、任務において素晴らしい功績をあげた士官、下士官、上級兵長、上等兵、そして兵卒達に贈り物を与えた。ギュル大統領は、この贈り物は(兵士達が)示してくれた献身に比べると、ほんの印ばかりのものであると述べた。
■ 兵卒達と昼食
ギュル大統領はその後、第三戦術師団司令部の一兵卒用食堂において、全階級の軍人達とともに昼食をとった。兵士達と一緒に、白インゲン豆のトマト煮込みとひき割り小麦のピラフが供された食事では、全てのテーブルに上官らも座った。
その後、新しく設立された第七国境連隊司令部へと移動したギュル大統領は、ここで連隊旗授与式典に出席した。連隊旗に口づけし、連隊長に授与したギュル大統領は、続いて連隊旗第一授与書に署名した。式典パレードを観閲したギュル大統領は、式典に来ていた殉職者の遺族や子ども達にも気を配っていた。
■ 火を必要とせず、冷たい水で温まる食事
ギュル大統領は、ユクセッコヴァ郡での視察と交流を終えた後、ハッキャーリ山特殊旅団を慰問した。ここで、カイセリ特殊部隊から来た兵士達も加えた共同作戦について説明を受けたギュル大統領に、特殊部隊が作戦展開中に携帯する口糧が提示された。ギュル大統領は、軍の(補給担当)局によって導入された、火を必要せず、予め加工された食品の上に冷たい水をかけることによって、食事を温める特殊なパッケージに興味を示した。ギュル大統領は手に持ったパックの口を開き、食事から湯気が立つのを見た。ギュル大統領これについて、「兵士にこのような食事をだしても、『きっとアッラーもお許しになる』と言えます」と語った。
夜の食事も全階級の兵士達と旅団においてとったギュル大統領は、そのまま旅団で一夜を過ごした。
■ ギュル大統領チュクルジャへ
ギュル大統領とオゼル参謀総長、そして参謀達は宿泊したハッキャーリ山特殊旅団司令部を今朝発った。ギュル大統領とオゼル参謀総長、そして司令官達は7機のヘリコプター編隊でハッキャーリ県のイラク国境に位置するチュクルジャ郡に移った。
■ チュクルジャからシュルナクに
ギュル大統領は、オゼル参謀総長や司令官達と本日11時頃にヘリコプターでシュマクへ移動した。ギュル大統領と軍司令官達が搭乗する6機のヘリコプターとそれを護衛するコブラ戦闘ヘリコプターはとともに、濃い砂埃が舞う中、シュルナク第二十三軍警察国境師団司令部に到着した。ギュル大統領、オゼル参謀総長そして随行員達を、シュルナク県知事ヴァフデッティン・オズカン、第二十三軍警察国境師団長イルハン・ボリュク少将、シュルナク県商工会議所会頭オスマン・ゲリシュ、そして殉職者の遺族が出迎えた。ここでも昼食を兵士達とともにとったギュル大統領とオゼル参謀総長は、その後ヘリコプターでシュルナク県にある別の軍を慰問した後、14時15分頃シュルナクを離れた。
■ ギュル大統領、スィイルトに降り立つ
ギュル大統領は、オゼル参謀総長と総司令官達とともにシュルナクからヘリコプターでスィイルトに移動した。スィイルト第三特殊旅団司令部に降り立ったギュル大統領と司令官達を、スィイルト県知事ムーサ・チョラク、旅団長メフメト・シュクリュ・エケン少将が出迎えた。ギュル大統領に対し、エケン少将からの情況説明が行われた。約2時間司令部に滞在したギュル大統領は、その後ヘリコプターでスィイルト・アタテュルク空港に向かった。
ギュル大統領は、二日間にわたるヴァン、ハッキャーリ、シュルナク、そしてスィイルトにおける軍への慰問と視察日程を終えた。ギュル大統領は、スィイルト・アタテュルク空港を17時10分頃に政府専用機(名称アタ)で発ち、帰路についた。
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:24251 )