イエメン反体制派のアフマル少将、自身が指揮する部隊を含めた全部隊の都市部からの撤退を要求
2011年10月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
サナアで応急手当を受ける負傷者
サナアで応急手当を受ける負傷者

■反政府派のアリー・ムフスィン・アル=アフマル少将、サナアからの全部隊撤退を要求

2011年10月16日『クドゥス・アラビー』

【サナア:AFP】

日曜日に発表された声明によれば、前日にイエメンの首都で起きた暴力行為によって29人が殺害されたことを受けて、イエメン軍から離脱した[反政府派の]アリー・ムフスィン・アル=アフマル将軍は、彼自身が率いる部隊も含めた全ての軍部隊および部族の武装集団のサナアからの撤退を要求した。

アフマル少将は「この人殺しの愚か者(イエメン大統領)による虐殺を止めるための国際社会と人権団体による急速な介入および、国軍・共和国防衛軍・特殊部隊・中央治安部隊、さらには(アフマル自身が指揮する)第一機甲師団にいたるまで、首都と主要都市から最低200km以上離れること」を要求した。

同様にアフマル少将は「革命を支持する自由イエメン軍および大衆的平和的青年革命派指導部」名義で発表されたこの声明で、「国民の生命と血を守るため、この愚か者[イエメン大統領]が国民への弾圧にあたらせている部族の武装集団を首都サナアとイエメンの全都市の外に出すこと」を要求した。

更に、湾岸諸国による提案に署名して権力を明け渡すことをサーリフ大統領に強制するよう、訴えた。

イエメンの首都サナアでは土曜日に流血を伴う暴力行為が起き、数万人の反体制派デモ参加者が追い散らされ、大統領反対派と支持派の武装部族集団間で戦闘が起きる中で、少なくとも29人が殺された。

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( 翻訳者:岸本聖美 )
( 記事ID:24256 )