1位南ア、2位日本、3位トルコ・・―通勤時間ランキング、OECD発表
2011年10月21日付 Hurriyet 紙

経済開発機構(OECD)が発表した「生活実態調査」では、世界40カ国で仕事への満足度が測られた。 トルコはもっとも通勤時間をかける国の3位にランクインした。

このレポートでは、人々の年収、就いている仕事、住んでいる家、受けた教育、環境など、生活にどれだけ満足しているかが、11の異なる観点から調べられた。
その結果、トルコは、通勤時間の長い国、第3位にランクインした。

40カ国で実施された調査において、世界平均の通勤時間は38分であることが明らかになった。これに対しトルコでは、通勤時間が45分かかることがわかり、40カ国の中でワースト3位となった。
このランキングでは、56分の南アフリカがワースト1位に、日本が55分で2位にランクインした。
 通勤時間が一番短いのは、25分でアイルランド、次にデンマークの27分、30分のスウェーデンが続いた。

■北ヨーロッパで失業率低下

OECDのレポートによれば、加盟国の中で、ノルウェーとスウェーデンといった国々で失業率の低下が見られる。韓国やメキシコ、ノルウェーでは、長年失業率が0に近い数字を示してきた。しかし、エストニア、スロバキア、スペインでは実に3倍ちかくにも跳ね上がっている。

■日本、オーストラリアにおける非正規雇用者の拡大

レポートによると、日本やオーストラリアでは、求職者は正規雇用を求めるが、一般に非正規雇用者として働く動きが拡大している。チリや南半球の国々では、非正規雇用者が就労者の最も多くの割合を占めている。

ルクセンブルクや、アメリカの人々は、40カ国の中で平均年収の最も高い国であることが注目を集めている。
また、チェコやスロベニア、ハンガリーといった国の人々は、いつか自分の職を失うのではないかと不安に感じている割合が非常に高いということも、このレポートの中で指摘されている。

■社会貢献に積極的なのはニュージーランドとポルトガル

また、このレポートではニュージーランドとポルトガルがこの40カ国の中で社会活動に参加する人々の割合が高いことを示した。調査に参加した人の実に75%もの人々が、一週間に一度は、職場や家庭以外の場所で何らかの社会活動に参加していることが分かった。
これに対し、最もそういった活動に消極的なのが、ポーランド、フランス、ハンガリーという結果になった

■政治活動が活発なのは、フィンランドとデンマーク

ノルウェー、フィンランド、デンマークといった北欧の国々では、政治活動に参加している率がもっとも高いことが今回の調査で明らかになった。
これに対し、トルコやロシアの人々は、40カ国の中でも政治活動に参加する率が最も低い2国となっている。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:24305 )