アルジェリアは「リビア人の間の和解」を望む
2011年10月22日『アル=ハヤート』
【アルジェ:アーティフ・カダーディラ】
アルジェリアの情報筋によると、アルジェリアの最高当局は、国民評議会を代表するリビア代表団との会談のために当局側が準備した考えを再検討する可能性を検討した。その会談は、アルジェリアに逃れたムアンマル・アル=カッザーフィー大佐の家族の身柄引き渡しの可能性についてのもので、再検討が行われるのは、アル=カッザーフィーの息子であるアル=ムウタシムと共にアル=カッザーフィー大佐が生け捕りにされた後、「処刑」が行われた件を考慮してのことである。アルジェリアは現在、リビアにアル=カッザーフィーの家族を引き渡した時に、家族の者が虐待されることや、裁判にかけられないことを懸念し始めているようだ。
アルジェリアの外務省はアル=カッザーフィー殺害についてのコメントの中で「我々はリビアの新たな時代が、兄弟であるリビア人の間の和解と協調を確立し、民主主義、法治国家、繁栄に向けてのリビア人の正当な期待を実現するものになることを望んでいる。」と語った。
アルジェリア外務省のアンマール・ブラーニー報道官は報道発表で、アルジェリアはリビアに民主主義、法の支配、そして安定が広まることを望んでいると述べた。予期されているアルジェリアへのリビア国民評議会代表団の訪問について、ブラーニー報道官は次のように述べた。「代表団の訪問は、アルジェリア政府の予定に現在も組み込まれており、訪問は近日中に行われるだろう。」
同様の文脈で、「和平社会運動」は、アル=カッザーフィーの殺害を政権引き継ぎの段階の終了であると評価した。また、リビアの国内問題への外国の干渉を警告した。同運動は声明の中で、以下のように述べた。「この新しい状況を前にして、本運動は、望ましくない結果をもたらす報復と滑落に警告を発する。これより前の段階は終了し、それに伴い、政権における恒久化政策(すなわち、政権に永久に留まること)と政権継承の夢が断たれた。」
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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24312 )