道徳治安警察長官、インターネット上で行われるパーティー招待への特別取り締まりについて言及
2011年10月11日付 Jam-e Jam 紙

治安維持軍道徳治安警察長官「悪魔崇拝集団の活動には厳しく対処する」

 治安維持軍道徳治安警察長官は、国内における「堕落・売春施設」の検挙が13%増加したことについて明らかにし、「イスラーム共和国治安維持軍道徳治安警察は、〔違法に〕パーティーを運営している者たちに対する取り締まりにも取り組んできた」と述べた。

 イラン学生通信(ISNA)の報告によると、アフマド・ルーズバハーニー司令官は一部のパーティーが〔民間業者によって営利事業として〕制度化されていると指摘し、「警察はインターネット上で登録が行われているこの種のパーティー、参加するためには入場料まで支払わねばならないような男女混合パーティーを、断固として取り締まるつもりだ」と付け加えた。

 同司令官は、社会的弱者となって街娼に身を落としている女性たちの一斉検挙をめぐる問題について指摘した上で、以下のように述べた。「社会的弱者となって街娼に身を落としているような女性は、世界のあらゆる国や都市に存在する。こうした女性達は何らかの理由で、道徳に背き、慣習的にもイスラーム法的にも反するような行為に手を染めている」。

 ルーズバハーニー氏は、警察はこうした女性たちを検挙したり、取り締まったりする義務を負っていると述べた上で、次のように述べた。「こうした女性達を速やかに検挙するだけの能力が、警察にはあるし、〔実際に〕警察は彼女らを司法当局に引き渡している。しかし〔それとは別に〕、この種の女性が通りに立たないようにするための策を講じることも必要だろう」。

 道徳治安警察長官は、「堕落の館」〔※売春宿などを指す〕の活動に関して、「警察の義務はこうした場所の取り締まりである。この種の堕落施設の取り締まりには、真剣かつ断固とした態度で臨む」と述べた。

〔‥‥〕

「越えてはならない一線を新たに設定しなおすことが必要」

 ルーズバハーニー司令官は治安維持軍公衆監視センター(197番)を視察した合間に記者団と会見を行い、その際、悪魔崇拝集団が自国民を勧誘するために行っている宣伝活動についての質問に答えるなかで、「悪魔崇拝集団の活動を特定した際には、彼らが使っているマークや紋章について若者や青少年に情報提供を行い、〔彼らが悪魔崇拝に陥らぬよう〕文化・教育活動を充分に実施することが必要だ」と述べた。

〔‥‥〕

 道徳治安警察長官はさらに、こうした西洋に由来する逸脱した俗悪集団との闘争では、治安維持軍が戦っただけでは、勝利がもたらされることはないと指摘し、以下のように述べた。

治安維持軍は文化問題を管轄しているわけではないが、この問題や西洋の俗悪集団の特定について、〔公の場で〕しばしば言及してきたことも事実だ。こうした問題については、文化問題を扱う当局者が〔国民に広く〕周知することが必要だろう。


 同氏は、外国に由来する逸脱集団の活動実態や会員集めに関して、これまで〔国民への〕情報提供や文化的啓発活動が行われてこなかったことについて指摘しつつ、「西洋に由来する逸脱集団への取り締まりでは、法律の抜け穴が存在する。なぜなら〔逸脱集団を取り締まるための〕これらの法律が可決された当時、猥褻な映画や画像〔を所持・頒布すること〕だけが犯罪とされ、インターネットやSMS、Bluetoothといったものの存在はまったく知られていなかったからである」と付け加えた。

 ルーズバハーニー氏はその上で、新しい技術や現象に沿って法律を見直すことも必要だと指摘し、「この種の信条〔=悪魔崇拝など〕の普及を意図する者たちが罰せられるよう、越えてはならない一線を新たに引き直すことが必要だ」と述べた。

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( 翻訳者:齋藤奏恵 )
( 記事ID:24319 )