リビア:《解放されたリビア》はシャリーア法に依拠する
2011年10月24日付 al-Hayat 紙


「解放された」リビアはシャリーアに依拠する

2011年10月24日『アル==ハヤート』

【ベンガジ:ロイター、AFP】

リビア移行国民評議会のムスタファー・アブドゥルジャリール議長は、リビアはシャリーアを《立法の基本的な源》として採用すると宣言した。この宣言は、昨日[23日]多くの人が集まったムアンマル・アル=カッザーフィー政権からリビアが解放されたことを祝う式典でなされた。また新しい政権作りのための協議が始まり、《1週間から1カ月の間で》その結果が発表されるとみられる。

ベンガジに集まった数万人ものリビア人の前でアブドゥルジャリール議長は、「我々はイスラーム国家として立法の基本的な源としてシャリーアを採用した。であるからしてシャリーアのイスラーム的原則に反するどのような法律も、停止させる。」と述べ、妻の合意のもとという一夫多妻制の制限の終了や全ての銀行の活動を《イスラーム的になるように》見直すことを指摘した。

同議長は、アラブ連盟、国連、EUがリビアの蜂起を支援したことに謝辞を述べた。リビアの蜂起は、去る木曜(20日)にアル=カッザーフィーの殺害によって終結した。そして、同議長は「民間人と軍人の全殉教者がこの瞬間を待っていた。・・・彼らこそ今は最も良き場所、不滅の楽園にいることだろう。この革命は平和裡に始まったが、暴力に直面してしまった。」と語った。

彼の副官アブドゥルハフィーズ・グーカはリビアの《解放》を宣言し、そこで「解放宣言。顔を上げよ。あなたは自由なリビア人だ。」と述べた。また「リビア人民は全ての国々、特に隣国の国々との国際法や相互利益、協力を尊重することを強調する。…我々は全ての当事者たちに対してさらなる責任が要求される、新しい段階に入ろうとしているのだ、革命万歳、リビア万歳!」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:丸橋遼太 )
( 記事ID:24327 )