反対派組織の声明:シリアでの国民対話と「外国の干渉」の拒否
2011年10月24日付 al-Hayat 紙

反対派組織の声明:シリアでの国民対話と「外国の干渉」の拒否

2011年10月24日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:本紙】

反体制派の「民主主義国民イニシアチブ」と「変革解放人民戦線」が共同声明を発表した。共同声明には「あらゆる形での外国による干渉の拒否」とシリア国内での国民対話の必要性がもりこまれていた。国内での対話の必要性は、「国民対話の場所を移すいかなる提案も、国家主権に相反する」ためである。
共同声明は「国家主義イニシアチブ」(前情報大臣であるムハンマド・サルマーン情報相が報道官を務めるなどの41名を含む)と「人民戦線」(カドリー・ジャミール氏を委員長とする「シリア共産主義者統一国民(国家)委員会」とアリー・ハイダル氏を党首とする「シリア民族社会党」を含む)によるもので、次の水曜日[26日]に予定されていたアラブ閣僚委員会の訪問の数日前に発表された。さらに声明は、シリアの危機は8カ月目に突入し、「国際的、地域的の状況の複雑化、錯綜化がさらなる危機を呼び、シリアの国家統一における懸念が危機的に増大し、あらゆる形での外国の干渉の恐れが高まりつつある。恐れは軍事的な干渉にも及び、NATO・シオニズムの同盟軍や、一定の地域軍とアラブ軍の介入を強く要求する方向に向かっている。公式であれ内密であれ、国内外の反体制派あるものは国際的保護を受けいれるという点での利益を受けながら。また、シリア政府の安全な国家への移行に必要な改革-この改革は民主的市民国家に向けた平穏で平和な移行を可能にし、この深刻な国民危機からの安全で国家的な出口を確約するものであるが-の実行への対応のはなはだしい遅延がある。」と付け加えた。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24329 )