安保理でイスラエルとパレスチナに関する決議案
2011年10月27日付 al-Hayat 紙

安保理でイスラエルとパレスチナに関する決議案

2011年10月27日『アル=ハヤート』

【ロンドン:本紙】

2名の国際法の専門家は、パレスチナの国連の加盟資格に関する安全保障理事会での採択を行うための決議案を提議した。この提案は、1967年に定められた境界に基づいたパレスチナ国家の樹立にむけたもので、相互の土地の交換とともに、オスロ合意に基づいた即時交渉を通して行われるものである。また、5年を上限とする期間のうちに行われるものとされる。

決議案では、ハーバード大学法学部の「フェリックス・フランクフルター名誉教授」を務めるアラン・ダーショヴィッツ教授及び、ハーバード大学法学部のイスラーム法学研究プログラムの「二大聖地の守護者客員教授」を務めるシブリー・マッラート教授は、次のような意見を表明した。同意される予定の国境は、1967年6月1日の境界線と完全に一致するものではない。むしろ、国際的に認知され、脅迫や暴力行為のない安全な国境内における平和な生活の要求と、戦争による土地の占領を受け入れないことを定める一般原則との間のバランスを取る必要を認める国連安保理決議242号に則ったものとなる。同決議案は、オスロ合意以来のパレスチナ・イスラエル間での交渉における積極的な成果に基づいて、即時交渉再開を呼びかけている。同様に、同決議案は両者間の深刻で現実的な難題に言及しており、その中には、パレスチナ難民、ユダヤ人、そしてヨルダン川西岸地区の入植者の間での正義の実現、エルサレムの統一の継続、関係者全員、特にイスラエルにおける治安上の不安などの問題が含まれている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24366 )