ケニア警察:ケニアでの手りゅう弾による攻撃で8人死亡
2011年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
2011年10月27日
ケニア警察:ケニアで手りゅう弾による攻撃で8人死亡
■ケニア警察:ケニアで手りゅう弾による攻撃で8人死亡
2011年10月27日『クドゥス・アラビー』
【ヨハネスブルグ:DPA】
木曜日(27日)、ケニア北東部で複数の学校のテスト用紙を運んでいた車両を狙った手りゅう弾による攻撃で8人が死亡した。警察の発表に基づいてKTN[ケニア・テレビジョン・ネットワーク]局が報じた。
ケニア赤十字社は、攻撃の間に発砲音も聞こえたと述べた。死亡者の中には学校の校長も含まれていた。
今回の事件は、首都ナイロビから北におよそ1000km離れたマンデラ市で起こった。また、同事件は、ナイロビで先週月曜日(17日)に発生し、死亡者1名、負傷者22名を出した手りゅう弾による2件の攻撃の直後に発生した。当局が武器の隠し場所を発見したことをうけて、ある男がナイロビの2件の攻撃についてその責任を警察に認めた。その容疑者は、武装集団「アッ=シャバーブ・アル=イスラーミーヤ」を代表して活動していると弁護士を伴わずに警察に語った。
なお、ケニアは先週、アッ=シャバーブ・アル=イスラーミーヤとの戦闘のためにソマリア南部に侵入したとされている。同武装集団は、ケニア領内における一連の誘拐作戦に関して非難を向けられているが、その一方で同集団は関与を否定している。
ケニア当局は、軍の作戦完了までに数か月かかる可能性があると語った。また、アッ=シャバーブ・アル=イスラーミーヤは、ケニアがこの作戦を終えなければケニア国内で攻撃を行うと脅迫している。
アメリカのテレビ・ネットワークCNNは、匿名のケニア高官の発言として、アッ=シャバーブ・アル=イスラーミーヤがケニア政府と接触し、初めて交渉を要求したと伝えた。
一方ソマリア政府は、ケニア軍の作戦にソマリアが同意していたか否かという点について、矛盾した内容の報告書を発表した。ソマリア政府からの最新のコメントによると、同政府は、ソマリア軍が前線にいられる場合に限ってケニア軍の作戦を支援すると示唆している。
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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:24385 )