イスラエル、エルサレムのオリーブ畑を破壊
2011年10月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

イスラエル、エルサレムのオリーブ畑を破壊

2011年10月28日『クドゥス・アラビー』

【エルサレム:AFP】

イスラエル警察は、イスラエル人の過激派と目される集団が木曜日[27日]にエルサレム近郊のパレスチナ人居住区のオリーブ畑を破壊したと発表し、この事件に関する調査を開始したと明らかにした。

警察の報道担当官は、エルサレム南部のベイト・サファーファにあるパレスチナ人の一族が所有する農場において、約20本のオリーブの木が切り倒されたと伝えた。

また現場の調査により、「代償の支払い」と言う言葉が記された犯行声明が発見された。この言葉は報復政策(price tag policy)を意味しており、イスラエル当局が入植に反対すると思われる施策を採用すると、入植者や極右活動家がパレスチナ関連の標的に対して報復するという方針である。

エルサレム市長のニール・バカラートはこの破壊活動を非難した。そして全ての暴力行為に対し断固として不寛容であるように呼びかけた。

ヨルダン川西岸地区では、オリーブの木を切り倒したり引き抜いたりするような事件がここ数カ月で数回起こっている。

またオックスファムが昨年出版した報告書によると、オリーブの生産に関する部門は最も貧しいパレスチナ人家庭の収入に毎年1億ドルをもたらしているという。

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:24393 )