ハルツーム:新政府一週間以内に「統一党」に参加
2011年10月31日付 al-Hayat 紙

ハルツーム:新政府一週間以内に「統一党」に参加

2011年10月30日『アル=ハヤート』

【ハルツーム:アル=ヌール・アフマド・アル=ヌール】

ハルツームで昨日(30日)、与党の国民会議はムハンマド・ウスマーン・アル=ミールグニーを党首とする民主統一党と、一週間以内に公示される予定の、新政府への参加合意に近づいたという内容の情報を報じた。報告書によると大統領顧問であるイブラーヒーム・アフマド・オマルが、ミールグニーとの合意に達しようとしている。ミールグニーは国民会議から以前から出されていたこの提案を保留しており、連邦政府と各州政府により多くの議席数の割り当てを要求していた。同報告書はこの合意によって民主統一党は副首相と副首相顧問のポストを得、内閣の4大臣のほか、3人の国家大臣と、8人の州政府における大臣を配置し、複数の特使と高官を国家機関と国家組織に任命できることを示唆した。同様に、バシール政権初期に政府が差し押さえた資産と動産に対する金銭的補償に関してミールグニーが出した条件に関する情報も漏れた。

民主統一党の中心的高官は自身の党が政府に参加することを否定しなかった。そして『アル=ハヤート』に対して政府への参加は党の条件次第だが、自身は、ミールグニーの要求である政府からの金銭的補償を否定し、たとえ要求したとしてもそれは彼の権利であり、権力による特権行使ではない、と述べた。
またスーダン大統領顧問のムスタファー・ウスマーン・イスマーイールは広範な支持基盤を持つ政府は、人民の重責を負う諸政党との協議が完全に終了した後、数日以内に発足することを述べた。同時に自身の党と民主統一党との対話は、「国家政治勢力間の信用と相互理解に基盤が築き」、一部は野党よりではあるものの、来るべき政府への参加にいくつかの国内勢力が同意したことを強調した。

野党のウンマ党党首のサディク・アル=マフディは、新政府はスーダンにある諸問題の解決策にはならず、また現在の状況と同じ状態の再生産以外の何者でもなく、「死産」のごときものとなるであろう、見ている。

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( 翻訳者:渡辺亜実 )
( 記事ID:24411 )