新憲法にむけ、4つのステップ― チチェキ国会議長
2011年11月03日付 Yeni Safak 紙

トルコ大国民議会(TBMM)のジェミル・チチェキ国会議長は、新憲法(作成の)指針を明らかにし、4月下旬まであらゆる意見や提案を聞き、2012年終わりにも新憲法を完成させると話した。

チチェキ国会議長は、自ら催した諸党間調整会議で新憲法作成工程の指針を明らかにした。4月下旬まであらゆる意見や提案を聞き、2012年終わりにも新憲法を作成させると話した。

チチェキ国会議長は、新憲法調整会議の後に、新指針に関する発表を行った。同議長は、下部委員会で重ねた会議の結果、「委員会の内規」とされる15項目からなる作業方法について述べた。

チチェキ国会議長は、11月1日より委員会の方針が明らかにされ、基本原則に関する作業が開始されたと述べた。

■4段階のプロセス

チチェキ国会議長は、4つの段階的の作業が行われると明らかにし、参加、データ集めや評価作業である第1段階に移っており、2段階目として基本原則が 明らかにされ、3段階目はこの基本原則が世論に提示され、世論による議論に耳を傾けること、最終段階は作業草案の提出であると述べた。

また、2012年4月30日までの期間、政党、職業団体、市民団体や、個々人の意見提案や考えに耳を傾けると話した。(そのため)第1段階としてこれらの意見を2011年12月31日までに文書にして送ってほしいと述べた。このために3つの異なった委員会がつくられ、この3つの委員会が、議会内で議席のない政党、憲法組織、職業団体や民間組織の意見を収集すると述べた。

■報道関係のトップと面会する

チチェキ国会議長は、新憲法作成のプロセスに関し、イスタンブルで木曜日、報道関係のトップらと一堂に会すことを明らかにし、憲法作成過程の件で報道関係者に説明をおこなうと述べた。

同議長は、委員会の中で一部の党の代表者たちが新憲法と平行して懸案中の刑法、刑事訴訟法といった法の是正を望み、また一部党の代表者は当委員会の任務はこれではなく、刑法等の件は諸党間ベースで別途作業をおこなうべき、という意見がでたことを明らかにした。

同議長は、この状況が諸党間で前提条件となったり、意見の相違を生むのではないか、という質問に関し、「私たちの委員会の任務は明らかです。でも委員たちは自身の考えや希望を口にできます。(あくまで)この委員会の任務は新憲法をつくることです」と話した。他の質問に対しても、『妥当な時期』という表現を使い、「来年末には憲法を完成させていたいです」と述べた。

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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:24442 )