危機解決に向けた地域的・国際的な努力が続く中、イエメンで再び大統領支持派と反対派が衝突
2011年11月03日付 Al-Nahar 紙

■イエメン:タイズ、サヌアでサーリフ大統領支持派と反対派が衝突、18人死亡40人負傷

2011年11月03日『アン=ナハール』

火曜日[1日]の晩と水曜日[2日]に、サヌアとタイズで、イエメンのアリー・アブドゥッラー・サーリフ大統領支持派と反対派の間で激しい衝突があり、18人が死亡、40人以上が負傷した。

医療関係者によると、首都から南西に270キロ離れた同国第2の都市タイズで水曜日、政府軍とアリー・サーリフ大統領に反対する部族武装集団との間の衝突で、13歳の少年を含む8人の市民と2人の部族兵が死亡した。

また、内務省によると戦闘により5人の兵士が死亡し、 同省は軍を狙ったとして反対派を非難した。医療関係者や活動家によると、政府軍のミサイル砲や迫撃砲による住宅地区爆撃で43人が負傷し、その内の大半が市民だった。

住民によると、政府軍は日中、タイズの中心地や北部の郊外地区を重火器で爆撃し、それにより多くの建物に被害が出た。

サヌアでも火曜日夜の早い時間帯に、市北部のハスバ地区で大統領を支持する軍とサーディク・アフマル派の部族武装集団との間に戦闘が起き、部族兵2人とイエメン軍兵士1人が死亡し、7人が負傷した。

今回の暴力行為が起こる前には、短い平穏な時期があり、その間に平和的な権力移譲に向けた湾岸協力会議(GCC)提案を成功させるべく、地域的・国際的な努力が続けられていた。国連安全保障理事会は10月21日にアリー・サーリフ大統領に対して、デモ参加者への抑圧をやめ、保護を与える代わりに辞職を求めたGCCによる危機解決のための提案を受諾するように求めていた。

そして昨日[2日]、イエメンのアブー・バクル・カルビー外務大臣とジェラルド・フェイエスタイン米国大使がサヌアで会合を行った。

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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:24452 )