在外エジプト人の投票を妨げる様々な困難
2011年11月05日付 al-Hayat 紙


■在外エジプト人の投票を妨げる様々な困難

2011年11月5日『アル=ハヤート』

【カイロ:アフマド・ムスタファー】

暫定政府のイサーム・シャラフ首相が、今月末に予定されている議会選挙への在外エジプト人による投票を認めるために、議会選挙について定めた法の改正を行うと誓約したにもかかわらず、ある高官は本紙に対し、諸政治勢力が実現を強く求めている「このステップの実施は、ロジスティックな様々な困難によって妨げられている」と明言した。

高官は、「時間が足りない中で、能力も欠如していることから、在外エジプト人の選挙参加は難しいだろう」と予想し、「法改正だけの問題ではない」と説明した。そして、「大統領選挙(まだ日程は決定されていない)と憲法改正のための国民投票ではこうした困難を回避できるよう調整する」と約束した。

法改正によって、大使や領事に国外での投票活動を監視する権限が与えられると見込まれている。ちなみに、現行法はこの権利を判事にしか与えていない。しかし高官は、「領事館や大使館には、国外に滞在する数千名のエジプト人に対応する用意がない。また、領事館や大使館は資金難にも苦しんでおり、投票所の用意や投票箱の調達が難しい。これについてはエジプト当局が数カ国と協議中だ」と明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24459 )