4百万人のムスリムが巡礼成就、ハッジに
2011年11月07日付 Yeni Safak 紙


徒歩でミナーに向かったムスリムたちはそこで悪魔(の石柱)に石を投げた後、カーバへ移動し犠牲祭の礼拝を行なった。礼拝の次にタワーフ(カアバ聖殿の周りを7回まわる儀式)とサアイ(サファーの丘とマルワの丘の間を7回行き来する行)を行なった巡礼者たちは、髪を剃り落した後に巡礼衣(イフラーム)を脱ぎ、ハッジ(巡礼を終えた者)となった。

聖なる土地のムスリムたちがハッジとなった。巡礼の義務を果たすためメッカとメディナを訪れた10万人近いトルコ人と約400万人のムスリムは、昨日アラファートで逗留し祈りを捧げた後、まとまってムズダリファへ発った。
巡礼者たちはそこでヒヨコ豆大の小石を集め、夕方と日没後の礼拝(マグリブ礼拝とイシャー礼拝)をまとめて行なった。それから夜の暗闇の中を、巡礼衣を纏った白い人の波となって、悪魔に石を投げるためミナーまで歩いて移動した。

■巡礼衣を脱いだ

ムスリムたちはラッバイカ(巡礼の最中に唱える言葉)、やタクビール(神は偉大なり)を唱えながら約7~8kmを歩き、ジャムラ(悪魔を象徴する3つの石柱)に辿り着いた。そして大悪魔と見立てられた石柱に向け、7つの石を投げた。(投げられた)一つ一つの石は、悪業を遠ざけることを意味している。

何百万人もが移動することを受け、あらかじめ安全策が講じられていたため、深刻な問題は生じなかったようである。
巡礼者たちは興奮の中カーバを訪れ、犠牲祭の礼拝を行なった。タワーフとサアイを行なった後、髪を剃り落とし、巡礼衣を脱いだ。そして「ハッジ」の称号を得た。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:24477 )