民族主義者行動党ヴラル氏、政府の無策攻撃「日本に謝れ」
2011年11月11日付 Yeni Safak 紙
民族主義者行動党(MHP)会派副代表のオクタイ・ヴラル議員は、ヴァン地震の救援のため現地を訪れ、二度目の地震で命を落とした日本人についてトルコ政府は日本政府に謝罪するべきであるとの姿勢を示した。国会において記者会見を行ったヴラル氏は(首相に対し)「トルコ国民を助けようと来た人の命すら守れずに、何が政府だ」と語調を厳しくした。
「高潔な国の高潔な方に敬礼します」と述べたヴラル議員は、「何と申しましょう?1999年の大地震の際に、救援者が亡くなるなどということがあったでしょうか?亡くなった方に敬意と哀悼の意を表し、日本国の皆さんにお悔やみ申し上げます。申し訳ありませんでした。トルコ政府は、この件について然るべく対応し、物事の価値を知る日本国民に謝罪するべきです。それが美徳というものです。『もう地震は来ないだろう』などと、馬鹿げたことをぬかしたエルドアン・バイラクタル環境都市整備相は、彼らにどう謝罪するというのでしょう。これは辞任を要求するものではないでしょうか?自国に招いた親切な人を自分の無策のために殺してしまったなら、日本人ならどうしたでしょう」と語った。ヴラル議員はまた、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の10月10日のアタテュルク追悼式典でのスピーチにも厳しく反発し、「この民族の名は何なのか」と問うた。
ヴラル議員の発言は以下の通り。「首相はアタテュルクの『大演説(ヌトゥク)』にトルコ民族というものはでてこないとお考えのようです。こんな考えがまかり通って、果たして許されるでしょうか。では、この民族は一体何という名なのでしょう。でたらめを言わないで頂きたい、首相閣下、大統領閣下。ここにいる民族の名前は何なのか?歴史的におけるトルコ民族の存在そのものを無視しようという者に対し、今この時、この民族の名を見ない振りをする者へ、何と言うべきなのか。彼らはこの民族の名はないと言う。ではどの民族なのか、この民族の名は何なのか?」
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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:24512 )